洋服というメッセージ
ずっと服選びが苦手でした。どれだけ服を買っても「今日着ていく服がない」となってしまう。可愛い!と一目惚れして買った服はワンシーズンで着なくなってしまう。ファッションを楽しむなんて遠い目標。悩んで、試行錯誤してきた20代だったと思います。色々と投資してトライアンドエラー繰り返して。最近ようやく自分なりの好きなスタイルと軸が分かってきました。
自分軸で服を選ぶ
10年くらい前に流行ったこちらの本。
大学生の時に読んで衝撃を受け、それ以来私の人生のバイブルです。
学生時代は洋服を雑誌などの流行で選んでいました。周りの友達の影響も受けたし、女子大に進学した時は、ザ!女子大生!な量産型ファッションをしてました。うっすら好みの系統くらいはあったけど、服を選ぶ基準はそんな感じ。
だから「この服は自分の魅力を引き立たせるか?」なんて視点、考えたこともありませんでした。
これを考えるためには「そもそも自分に似合う色は?」「自分の見せたい部分ってどこだろう?」と、自身をよくよく見つめる必要があります。
外に基準を求めるのではなく、あくまで自分という人間をどう見せるか。
新しい価値観として衝撃だったのを覚えています。
私がパリジェンヌに惹かれるのはなんと言ってもこの考え方。
自分らしい美しさを個々が分かっている。
流行りに流されない、自分だけのスタイルを確立している。
自然体で、満ち足りている。
「芯のある洗練された大人の女性だ…!」とたまらなく素敵に思えました。この時から私のロールモデルはパリジェンヌです。(フレンチシックのファッションも大好きです♡)
似合う服を選ぶ
次はイメージコンサルティングについて。「パーソナルカラー」「骨格」「顔タイプ」をプロに診断してもらいます。私は24歳と26歳の時に受けました。
これが本当に良かった!洋服迷子から脱却できたのはイメコンのおかげです。個人的にはおしゃれが苦手な人ほど受けた方が良いと思っています。
イメコンが好きなのは「自分の持っているものを活かす」という考えがベースにあるところ。自分を無理やり変えようとするのではなく「自分の持っているもの × 似合うもの =良さを最大限引きだす!」というアプローチになります。
ちなみに私は「ブルーベース夏」「骨格ストレート」「顔タイプエレガント」です。私のパーソナルカラーに似合う色はこちら。
顔タイプエレガントは、大人顔でパーツが大きいのが特徴。芸能人で言うと中村アンさん、北川景子さん、武井咲さんなど。上品で華やかな印象、そして顔に負けないエレガントな服装が似合うとされています。
価値観で選ぶ
イメコンで理論を学びました。似合う色、洋服のタイプが分かってこれで万事解決!とはならず…ここで問題が出てきます。
似合うものが分かっても、好きと一致するとは限らないのです。
実際、私は顔タイプで言えばゴージャスでエレガントなスタイルが似合うんですけど、全然心惹かれませんでした。イメコンの先生からコーデを提案された時は、それを身につける自分を想像して違和感がありました。
なんでだろう?と考えた時に、私の価値観にヒントがありました。
私の大切にしたい価値観には
「シンプル」「心地良さ」「柔らかさ」「知的さ」「上品さ」「ありのまま・リラックス」「タイムレス(昔からあるもの)」
こういったものがあります。洋服を着た時にこの価値観が満たされてないと心がしっくりこない。顔や骨格に似合うお洋服を着ていたとしても気持ちが躍らないんです。
素材やイメージだとこんな感じ。
洋服とはメッセージだと思います。身に纏っている服が「私はこういうことを大切にしていますよ」と、言葉にしなくても伝えてくれる。きっと自分の内面を表している「私ってこういう人間なんですよ」と自己表現の一種なのかもしれないですね。
私の結論
私の洋服選びは、まず似合うものを軸としてブランドや素材を絞ります。そして自分の価値観にフィットする、身につけて違和感のないアイテムを試して、コーデを組み立てます。そうすると私の場合こんなスタイルになりました。
どれもシンプルだな〜(最近はちょっとマンネリになってきました。笑)
でも私が大切にする価値観で選んだ服は着ていて心地よくて、心がときめくのです。今後も色々とアップデートさせてファッションを楽しんでいきたいです。