キャリアウーマンにはならないと思ってた
子どもの頃から夢という夢はなく、お嫁さんになって若いお母さんになりたいと思っていた。
だから高校生や大学生になって、より具体的に職業について考えるようになっても、目指すところはあまりなく、ぼんやりと誰かの役に立ちたいとだけ考えていた。
自慢ではなく世間でいう名門の出身ではあるのだけれど、それを使いたいという考えはほとんどなかった。
大学を卒業して教育に携わるようになり、毎日が楽しかったので天職だと思うようになった。だけど海外移住をきっかけに、その仕事を続けられなくなり、