きたいえみさん【06.おまけ(雑談)/それぞれの考え方】
※私の話が飛躍してしまい、考えている事についての雑談になりました。
こみち:
勤務先で、パートさんが会議の時に、
「昔は、たったこれくらいの事しかしてなくて、お給料もらってたんですよ。」って言ってて。(昔ラクをしてた自分は悪い・・・というニュアンス)
その、使命感というか、義務感というか・・・日本の人でそういう風に感じる人多いのかなと思って。
世間一般で当たり前とされている、サービス残業的な精神というか。
『これが当たり前なんだから、私もしないといけないし、あなたもしないといけない』というような。秩序にのっとって。
そういう思いを無くしてほしい。
きたい:
え、その、サービス残業的な精神を、いらないよねってことですか。
こみち:
すみません、説明が下手で・・・
サービス残業的なのもそうですけど、
それだけじゃなくて
『世間で、皆がこうしてるから、これが秩序として当たり前だから。だから私もそうしないといけないよね』
っていう様な意識で、
がんじがらめになって、辛くなってる人が多いんじゃないかなって思って。
・・・なんか、ちょっと、話が飛ぶ様なんですけど、
宇宙視点の映像とかをたまに観るんです。
宇宙があって、地球があって。昔魚から生まれて、で、人間出てきて。
日本で常識とされてることが、海外では常識じゃないこともあるし。
だから、その人自身が感じることが、当たり前のこと。
で、世間で一般常識とされていることが当たり前のこと、なんじゃないよ、っていうか。
・・・要は、その人自身の感覚を大切にしてほしいって事です(笑)
すみません、話が回りくどくなっちゃったんですけど。
きたい:
分からないでもないですよ。
私はあまり「合わせなきゃいけない」とか、そういう組織的なことは得意ではなくて。
逆にサービス残業したい人はすればいいと私は思ってるし、それを組織のために辞めなきゃいけないのは違うし。
こみち:
それはそうですね。
きたい:
なんか、しなきゃいけない訳でもないし、したくない人はしなきゃいいし。
こみち:
あ、そうそうそう!そうです
きたい:
自分の好きなようにすればいいと思ってて。
今、週1日で働いてるアルバイト先(カレー屋)が、色んな国籍の人がいて。
日本人、スリランカ人、ネパール人、って。
色んな文化が混じりあってるから、本当に個々、なんですよね。
日本人の人も個性的な人が多いから、それぞれの働き方でやってるから、すごく楽。
頑張りたい人は頑張ればいいし。ぼちぼちでいい人はぼちぼちでいい。
それをお互いに押し付け合わないので、めちゃくちゃ楽です。
こみち:
それ、すごくいいですね。
きたい:
人は人、自分は自分、でいられる職場は本当、ありがたいですね。
こみち:
そうですね・・・
えみさんは、学生時代にカフェでバイトしてて、
社会人になってスタバで働いたあとに、
コーヒー屋ポンポンで働いて、そのあとフリーで独立、で合ってましたか。
きたい:
大学時代カフェでしょ、
卒業して、コーヒー屋ポンポンに求人がなかったので、
一旦スターバックス、
次コーヒー屋ポンポンで、
福岡に戻ってくるタイミングでマスターからの紹介で、
あだち珈琲。
で、そのあと独立。
こみち:
そっか。じゃあ、そういう大きい組織にいたことは・・・
きたい:
でも、スターバックスとかが大きかった。
あだち珈琲も4店舗あるから、結構組織的ではありました。
こみち:
たしかに、スターバックスは大きいですね!
私、会社員の頃に勤めてた所がかなり年功序列で、
狭い中でのルールとか、強制的なサービス残業とか、結構面倒だったんです。
世の中の人には、そういうのには表面上はなんとか合わせつつ、心の中では、
『これおかしい!』とか思ったことに対して、『この感じ方はおかしくないよね』っていう風な思いでいてほしい。
表立って「私はこういう考え方だから」ってしちゃうと、浮いちゃうから、
なんかいい具合に合わせつつ、自分の感覚は、忘れないでほしい。
でも、それをこのまんま発信しても、誰も興味ないから。
きたい:
そうですね(笑)
こみち:
その、ご自身のためにコーヒーを淹れてほしいっていうところにちょっと共感したというか。
話がかなり、飛躍しちゃったんですけど。(笑)
きたい:
「自分を大切にしてほしい」っていうことですね。
こみち:
そうですね。
・・・他にも聞きたいことあった気がする。(笑)
なんか、焦っちゃってますね(笑)
こういうの(インタビュー)初めてなので・・・
きたい:
・・・私、思ってる以上に、人と一緒であることが安心な人って
たくさんいるんじゃないかな、と思ってます。
自分は、『自分がこういう考え方だから、こうしたい』っていうのが、すごく強い人間なので、いちいち考えるんですけど。
そうじゃなくて、『みんなと一緒であることが安心で、心地いい』っていう人も、世の中には意外といると思ってます。
こみち:
たしかに。
きたい:
だからそれはそれでいいんだと思う。
昔は『一人一人個性を持って、考えて行動するのがいいんじゃない?』って、思ってて。
その方が皆にとっていいんじゃないか、と思ってたけど、
いや、そればっかりじゃないよなー、って。
人それぞれの安心感とか、楽な心持ちっていうのが。
私は、自分で考えて行動するのが楽なんですよ。
人と合わせることは、『なんで人と合わせるのか』とか考えちゃうんですね。
『なんで皆と一緒じゃなきゃいけないのか』とか。
それが納得できないと気持ちが悪い、っていう性格なので、
人と合わせることに対して凄く疲れてしまうんですど、
そうではなくて、『人と合わせる方が安心、楽だ』っていう人もいるんじゃないかなーって。
なんか年を重ねるごとに、思ったりしました。
だから、日本的なそういうものも、意外といいと思う側面もあるのかなと、私は思ったり。
こみち:
ふふふ(笑)たしかに。
きたい:
まあ、変化がストレスな人もいますからね。
私は変化することにあまりストレスを感じないけれども。
変化することとか、自分で決断することとかが、凄くストレスになる人も多分いる。
こみち:
それでいうと私もパート先では皆に合わせる方が楽で、変化がストレスです。
一人で仕事する時は、ずっと同じことを続けるのが苦手だし、変化も好きで・・・。
一人で仕事をする方が特性に合ってると思うので、そっちをメインにしたいんですけど、
でも、パート先で働いてる人たちを見て、学べる事もすごくあるんですよね。
協調しながら、ママさん業しながら、声かけとか、さりげない話題の提供とか、
私にはない女性らしさみたいなのを持ってる人がたくさんいて。
なんかこう、連携してやろう、っていう精神が、毎日見てると学べるなって。(笑)
すごいな、偉いな、と思って。
きたい:
なんか、昔よりそういう気持ちが増えました。
20代の頃は「なんでなんで、ねえこうした方がいいじゃん」とか「こうすると、成長できるじゃん」
とか思ってたけど、年を重ねるごとに、色んな人がいることを知って。
「なんで?」って言う前に相手の事を知る。
相手が、どういう気持ちでそういう行動してるのか、とか、そこに対する感謝とか。
そうしてくれてることに感謝した上で、人と話さなきゃいけない、っていうのを、年々感じてきてるかも。
こみち:
ふふふ(笑)
きたい:
なんか『ぶつける前に知ろう。』っていう(笑)
それがもっと若い頃に分かっていたら良かったなって思うけど。
もう無理なんですけどね(笑)
こみち:
過去にこうしとけばよかったとか、ありますよね。(笑)
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えみさんとのインタビュー(対談)は、ここまでになります。
このあと、お互いの歳がほぼ同じということが判明し、タメ語?敬語?なんて話になっていきました。
明るい笑顔で、ついまた会いたくなってしまうえみさん。
福岡でよくコーヒー教室や出張コーヒー、出店などされていますので、
機会があればぜひ会いに行かれてみてくださいね。
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