【マイソングス】ヨーデル・イット! "Yodel it !" / イリンカ&アレックス・フローラ (2017)
一富士、二鷹、三茄子。
これは、初夢で見ると縁起の良い物。
では日本🇯🇵と言えば、富士山、芸者、にぎり寿司、ですか。
では、スイスと言えば?
私のフォロワーの方なら、すかさず、時計。
よくできました💮
それから、ハイジ、チーズフォンデュ。あたりでしょうか。
連想ゲーム、続きます。
ハイジの主題歌、覚えてますか?
タイトルは「おしえて」です。
だから「おしえ」ちゃいます。
♪口笛は なぜ 遠くまで 聴こえるの
あの雲は なぜ わたしを 待ってるの
おしえて おじいさん おしえて おじいさん
おしえてー アルムのもみの木よ
ちょ、ちょっと待って!
おしえてあげるんだから、そんなに急いじゃダ・メ。
私がお話ししたいのは、本編に入る前のアレ。
よく聴いてくださいね。
まずアルペンホルンで、奥深い山の雰囲気。その後に続く小鳥のさえずり。きれいなアルプスが目の前に。
そして! あまりの嬉しさにひっくり返っちゃう声。
ヨーロヨーロヨーロレイッホー♪
そう、よー出る、ヨーデル!
お約束じゃないですか。
これで、スイス🇨🇭完璧に抑えましたね。
しかし、今回皆さんに聴いて頂いた"ヨーデル・イット!"、果たしてこれは、from スイスでしょうか?
まるでハイジの声が聞こえてくるようです。
「ここはアルプスの山が見えない...」
そう、ここは、2500m級のアルプスの山にも負けない位の、トランシルバニアン・アルプス。本来なら「モンスター」を語るべき場所。
キャー、ここは、ドラキュラの故郷、ルーマニア🇷🇴
では、なぜルーマニアでヨーデルなのか。スイス抑えたばっかりで。
元々ヨーデルは、山麓の牧童(ペーターね)が仲間との呼び交わしに使った、裏声と地声を交互に使う歌唱法。それがだんだん町へ下り、ビアホール等でその技を競い合うように。
と、それは表向きな理由で、トランシルバニアン・アルプスで放牧ができるのかは。
もう一つの理由としては、「ユーロビジョン」で優勝! の目標。日本では余りお馴染みではありませんが、「ユーロビジョン」はヨーロッパでは、1956年から始まり毎年5月に開催する音楽の祭典。
ルールはこちら。
1)各国の代表アーティストが"生歌"を披露し、各参加国が他国に投票、優勝者を決定。優勝国は次回の主催権も獲得。
2)参加国はEBU(欧州放送連合)加盟放送局より選出。地理的制限は以下の通り。(西は第一地域境界、東経40°、北緯30°)
3)大会参加費を払えば、以下の赤枠以外の国も参加可能。
4)目的は、生放送の技術的テスト、異文化体験、明るいエンターテインメント。
ということで、日本参加も夢じゃない!
一応、当時としては複数国で共同の国際通信網を使用する、というやや挑戦的計画ではありました。
その頃まだ衛星放送はなく、世界同時生中継したエルヴィスの巨大ショーは、1973年で、人工衛星をアレンジしたのでちょっと変化球。日本の衛星放送が始まるのも1984年でした。
しかも優勝後の自国主催権は文化的アピールに有効であり、その為にわざわざコンサートホールなどを造る場合も多く、まさに音楽のオリンピック! 的な位置になっているようです。
有名どころでは、1974年のアバ(スウェーデン)、1988年のセリーヌ・ディオン(スイス!?)の優勝がありました。ちなみにルーマニアの彼らは2017年度準決勝まで進みました。
そのため、ルーマニアの彼らが、うちらの山でもヨーデルやってましたー、と出てくるのもちょっとわかります
彼らの歌に戻りますが、♪ヨーデレイ、でぐーんと破壊力があり、風に揺れる金髪、スカートがブワンと上がる感じが良い気合いの入れ方。ビジュアル的にはこの破壊力、雪の女王かっ。そこへ脇から来る軽い感じのラップでモダンに。そしてラストに近づくにつれ盛り上がるヨロヨロヨロレイッホー♪
ここまでくればもう、ヨーデル好き♥になっちゃいましたよね。
そんなこんなで、ユーロビジョンは、今年も5月18日(火)から22日(土)開催!
今年はオランダ、ロッテルダムのアホイ・ロッテルダムから。
さて、どんなエントリー曲に出会えるのでしょうか。
それでは、今日はこのエンディングテーマで。
ラストのご褒美、いいことあるかも。
「まっててごらん」
マイソングスを聴きながら。