鬱病専業主婦のなりたい自分
私はうつ病になった専業主婦です。
うつ病になるまでの経緯を軽く紹介します。
元々20代半ばまで百貨店で美容部員として働いていた私。
そんな中異動が決まり、その次の日から熱が下がらなくなりました。
総合病院で様々な検査をしたけど、全く異常が見つからない。
コロナ真っただ中だったので出勤もできず、引継ぎもままならないまま異動することとなりました。
熱があること以外なんの症状もなかったので、会社が掛け合い7.5分以上の熱がなければ出勤できることに。
その次の日から熱は7.5分以上上がりました。
そしてその次は熱以外の症状がなければ出勤できるように。
するとまた次の日から熱以外の吐き気などの症状が出るようなりました。
そして会社から心療内科の受診を勧められ、適応障害の診断を受けました。
その時に思ったのは本当に異動が嫌だったんだな、ってことと体はなんて正直なんだろうということでした。
そのあと、通院を続け休職を続けましたが改善せず、退職することに決めました。
そのあとの生活は悲惨なもので…
眠れない、外に出られない、なにもないのに過呼吸が起こるまで泣く、人に会いたいのに会えない。
本当は仕事を辞めたくなかったんだと思います。
こんな形で、中途半端なままで辞めたくなかった。
今思い返すとそんな後悔があったんだと思います。
でもお金がない。
一人暮らしだった私はお金の不安に次は悩まされます。
両親と上手くいっていない私は実家にも帰りたくない。
両親は私の適応障害という病気に対しての理解もなかったんです。
だから余計に実家には帰りたくなかった。
そんな中、小学生の同級生と連絡を取るようになりその男の子と一緒に過ごすようになり、生活費までくれるようになりました。
私は救われたんです。どうしようもない孤独とお金の不安から。
そこから短期の派遣での仕事を見つけ、働きだしたものの完治したわけではないので休みがちでまた仕事をやめることになりました。
その頃には、お金もなくて通院もやめてしまっていたんです。
そりゃ治るはずもない(笑)
そんな中、私を救ってくれた男の子と付き合うことになります。
その子と一緒にいると不安やストレスなんて感じることもなくまた転職活動をして無期雇用派遣の仕事に就くことが出来ました。
そこで派遣された会社はすごくいいところで毎日楽しく働けて体調を崩すこともなく、プライベートも順調でした。
私は彼氏との将来のことを考え、経理に興味を持ち簿記3級の資格を取ることに成功。
当時29歳で30歳を目前とした私は、経理としての経験を積むために派遣会社に経理経験を積める会社への変更をお願いし、経理事務として働きだしました。
しかしその会社はとんでもない会社で(笑)
まず産休に入った人の業務の引継ぎを3か月かけて派遣の子に引き継いだみたいなんだけど、その子がすぐ退社。
そのあとに引き続きなく私が入れ替わりで入社したものだから、引継ぎは産休の人が作っていたマニュアルのみ。
そのマニュアルの内容を他の社員さんたちは全然知らず、誰に聞いても業務内容を教えてもらえず。
ひとりでマニュアルを見ながらわけもわからない資料を作って、間違ってると指摘される日々。
極めつけは、誰かが誰かに怒鳴っている日々。
派遣会社の人に何度も相談し、派遣先の上司と派遣会社の人と面談を繰り返すもなにも改善されず。
あっという間に、眠れない日々が続き会社に行けなくなりました。
また心療内科へ受診し、今度はうつ病の診断が出て即休職。
また引きこもる生活に逆戻りしました。
そんな中、お付き合いしていた彼と入籍。
3か月休業したのち、違う会社へ経理事務として入社しました。
その会社はいいところで勉強していた内容が業務に繋がり、勉強していた内容の理解を深めるとともに仕事を楽しめていました。
ただ、私のやるべきことはすぐ終わらせてしまうのですることがない。
他の社員さんたちは忙しそうで、私ができる業務を探させるのが申し訳ないとも思っていました。
そんな中、親知らずが痛み妊娠する可能性も今後あるかもしれないということで抜歯することにしました。
親知らず抜歯後、なんと2か月熱が下がらない。
抜歯の傷が癒えても、熱は下がらず、総合内科で診察を受けても原因がわからない。
その頃は、また眠れなくなり、集中力もなくなり、好きだった漫画やドラマ、映画も見れず内容のわかりきっている何度も見たものしか見れなくなって、1日中ボーっとすることしかできませんでした。
心療内科へまた行き、うつ病の再診断が出ました。
そして夫と話し合った結果、傷病手当の満了期間までもうゆっくり休むことにしようと決めました。
2023年8月に休業期間満了のため派遣会社を退職することになりました。
6月に親知らずを抜いてから約4か月ほど何もできない日々が続きました。
心療内科に通い続け、薬を変えようやくなにか出来るようになるころにはもう冬を迎えていました。
その頃から、経理として働くため簿記の勉強を再開し、いろんなことに興味が持てるようになり少しずつ活発になっていきました。
好きだった本が読めるようになり、新しい映画やドラマを見ることが出来るようになりました。
そしてベリーダンスに興味が湧いた私は無料体験に行き、見事にハマりベリーダンスを習うようになりました。
ベリーダンスを習う中で、人と交流が出来、外にも出られるようになりました。
そして勉強も続け、とうとう簿記2級の合格も手に入れたのです。
そんな現在もうつ病と付き合い続けている私がなりたい自分は、好きなことを好きだと言い、興味があることには挑戦し、そしてなにより健康で心身ともに健やかである自分です。
正社員で経理に携わる仕事がしたい。
そして自分の勉強する意欲が持てば公認会計士や税理士の資格に挑戦してみたいと、今は簿記1級の勉強中です。
そして新しく始めたベリーダンスはもう5か月目になります。
今年の12月に発表会に出ることに決め、今年始めたばっかりなのに3曲も踊ることに決めました。
いつかチームダンサーに入って、ショーダンサーにもなりたいと思っています。
あと、美容部員を中途半端に投げ出してしまった後悔がやっぱりあるのでメイクやスキンケアのアドバイスをする仕事もしたいなぁと思っています。
物を売ることは向いていないと思うけど、OJTをしていたことや友達たちにメイクやスキンケアの知識を教えるってことは好きだと思ったのでそういう仕事もしてみたい。
最後は、本に関する仕事をしてみたい。
本を読むことは昔から好きだったけど、最近ますます好きになって。
夫が本を読まない人だったけど、お勧めし続けて今や自分で本を読みたいというくらいになってくれました。
それを感じたとき、本を読む人を増やしたい。
本が好きな仲間を増やしたい。そう思ったんです。
これがうつ病で専業主婦が思うなりたい自分です。
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