グランド・ホテル(1932年)
毎度驚きます。
戦時中に、戦争と切り離された芸術が、たしかに存在することに。
本作は1週間ほど前に視聴しました。
ちょこちょこと。
あらすじ
ベルリンのグランド・ホテル、そこは様々な人が去来するところ。ここを舞台に、人気の凋落した孤独なバレリーナ、賭博で大金を失った今は宝石泥棒の男爵、野心的な女性記者、破産寸前の実業家など5人の男女の人生模様を描く。ヴィッキ・バウムの小説を舞台化した戯曲の映画化。(filmarksより)
感想
劇中、プライシングがダックスフンドを溺愛するシーンがあるが、不動の人気に驚いた。
調べたら相当歴史は古いらしい。古代エジプトの壁画にも似た犬種が刻まれてると。
もっと驚いたのは猟犬だと!巣穴のなかのアナグマを狩るらしい。想像できない。
恋の相関図、ベタだけど好きでした。
男爵、死んだフリしてプライジングのお金盗んで、グルシンスカヤと旅立つんだと思ったよ。本当に死んじゃったの、リアルだったな。
亡くなった男爵を通じてフレムヒェンとクリンゲラインがパリへ立つシーン。人生何があるかわからんね。
皆で口裏合わせてグルシンスカヤに男爵が亡くなったことを伝えないハッピーエンド。素敵な嘘。