なぜマネキンに着せるのか?
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。
ファッションを提案するお店では、お洋服をマネキンに着せて見せる事が多いですよね。
では、どうしてマネキンに着せるのでしょう?
それはマネキンが人間の形を模倣したものだから。
そもそもお洋服は、人間が着た時に一番きれいに見えるように作られていますよね。
だからマネキンに着せるんです。
そうする事で、簡単にお洋服がきれいに見せられるから・・・
洋服を引き立てていないマネキンもある!
でも時々残念な場面に遭遇します。
マネキンがお洋服を引き立てていない、お洋服の良さを殺してしまっている、そんな場面です。
それはマネキンとお洋服が合っていない事が原因ですね。
単にフォルム(シルエットや形)をきれいに出すだけなら、トルソー(手や足や頭のないボディ)で十分かもしれません。
しかし、マネキンを使う事で表現できるポイントが広がります。
フォルムはもちろん、細かなディティールを伝えたり、テイストやムードを伝えたり、クラス感を感じさせたりする事が可能。
お洋服は単なる生地ではありません。
意図を持ってデザインされ形になります。
だからテイストやムードやクラス感を表現してあげた方が良いのです。
それが出ていないと、お洋服を引き立てる役割にはなっていないという事。
引き立てないどころか、価値を損なってしまう場合もあるので注意が必要です。
検討するポイントは沢山あります
抽象マネキン?リアルマネキン?
顔がついている?ヘッドレス?
FRP?芯地貼り?
単色塗装?多色塗装?
大胆なポーズ?まっすぐなポーズ?
カツラ?エッグヘッド?
立ちポーズ?座りポーズ?
マネキンを立たすベースはガラス製?スチール製?などなど・・・
比較検討する要素は、実にたくさんあるのです。
そういったものをトータルで判断して、そのお店やブランドの商品と合っているのか?
これを検討しながら決めていく。
そうする事で、ようやく一体のマネキンと出会えるのです。
あなたのお店のマネキンは、本当にお洋服を引き立てていますか?
お洋服の価値が高く見えていますか?
今一度チェックしてみましょう。
マネキンを変更する事で、お洋服が断然引き立ち、価値が高くのですから。
・・・・・そういう事です。