【雑記】仮名の成り立ち
今年から小学校に通っている長女。こくごの宿題でひらがなやカタカナをみていたときのこと。
そもそも仮名はいつ頃どうやってできたのだろうか、とふと気になった。
漢字を元に作られていたのはなんとなく知ってはいたが、調べてみると「万葉仮名(まんようかな)」をさらに簡略化してとあった。
万葉仮名、あぁ、万葉集に書かれている文字ね、とみていたところ、色々とこれまで気にしていなかったことがつながってきた。
「万葉仮名」と呼ばれているが、我々が想像する「かな」、俗にいうひらがなではなく、借字=借りてきた=漢字からあてがえられた字が「仮名」だそうだ。ということは、万葉集に書かれている文字はすべて「漢字」で記載されていることとなる。
また、音(おと)を借りてきた字は「おん」、意味を借りてきた字は「くん」。漢字が伝わる前から使われていたであろう日本語を、漢字を借りて読めるようにしたという具合。
平仮名は平安時代くらいに作られたから「平」かなと勝手に想像していたら、簡単な(≒平素)という意味。片仮名の片は漢字の片側をとったというだけではなく、「不完全な」(=欠損)という意味もあるそうだ。
片仮名の方が平仮名よりも先に作られており、漢文を読むために作られたという。
高校時代、古文・漢文は無視していたので、なるほど、そういう歴史的な背景もあったのね、とこの歳になってハッと気付かされる。
平仮名の最高峰といえば、「いろはにほへと〜」があるが、昔テレビでバカリズムさんが同様のしばりで現代いろはを披露されていた記憶がある。
もう少しひらがなについて調べてみたくなったので、このあたりを手にしてみた。
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