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【一曲入魂】#11. I Wanna Dance with Somebody - Whitney Houston
初恋、って言うほどではないですけど、思春期に「この人はなんてキレイなんだ…」と見惚れてしまったのが、『The Bodyguard』(1992) のWhiteny Houstonでした。彼女の美貌と、もちろん歌声と、Kevin Costner の不器用な男っぽさが、当時少年だった自分にはとても眩しく映りました。
そこから、The Voice こと Whitney Houston のディスコグラフィを聴き始めたのですが、初めて「I Wanna Dance with Somebody」を聴いたときはなかなかの衝撃でした。
TR-808なんて知らなかった私は、電子音満載なのにグルーヴィーで踊れるポップソングがこの世にあることに驚きました。
特にイントロのカウベル。ブリブリのシンセベースと併せてこのカウベルは、私の「80代的サウンド」として否が応でも耳に記憶されました。
Marvin Gaye『Sexual Healing』(1982) や Kanye West『808s & Heartbreak』(2008) に出会うと、TR-808への興味が出てきて、「I Wanna Dance with Somebody」をまた教科書として聴くようになりました。808ポップスとしては史上最高レベルのクオリティですよね、この曲。
ま、アルバムとしてはデビュー作『Whitney Houston』の方が好みですし、シングルでも「Saving All My Love for You」「Greatest Love of All」「I Have Nothing」あたりの方が好きですけど。
ちなみに、2024年現在で一番TR-808の使い方が上手いと思うのは、NewJeans プロデューサーの250(イオゴン)です。
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