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魅惑のピーナツバターコーヒー(コスメル島/メキシコ)

2023年11月14日、世界一周旅行の幕が上がる。
南米に始まりじわじわと日本に近づいていく魂胆。
パートナーと共にだいたい3年ほどかけて巡るつもり。
旅情80%ぐらいのかんじで緩く書いてまいります。

メキシコのカリブ海に浮かぶリゾート、コスメルに滞在した。

今回の旅で、ホルボッシュ、イスラムヘーレスときて3つ目の離島だ。
どこも似たようなもんだと思ってたけど結構違う。
それぞれに特色があると気づいたのは、ここコスメルでのことだった。

簡潔に言うと、ホルボッシュは素朴で陽気なカリビアン。
イスラムヘーレスはさらに観光地化されていて、レストランや宿が多く、ビーチではEDMが鳴り響いている。
しかし、路地に入ると一気にローカルな雰囲気がある。


ここコスメルは、大きさはイスラムヘーレスと同じくらいだけど、かなりリゾートムードが漂っている。

船を降りた瞬間からレンタカーの営業、そしてメインの通りには無数のお土産屋さん。
道も綺麗に舗装されていて、建物も新しい。

ビーチサイドには有名ブランド店が立ち並んでいて、なんだかアウトレットを思い出した。
カリブらしい素朴でカラフルなコンクリートの建物は少なくて、アメリカナイズされている感じがする。

簡潔に言うと、“スタバが2軒ある感じの島”。
実際2軒ある。
都会だ。

メキシコではあまり見なかった綺麗な桟橋。
ボロボロじゃないのがなんだかカリブらしくないじゃん!
と、思う。
お土産屋さんのクオリティも高い。
真っ白の教会はメキシコの離島って感じだ。
ビーチから離れると少し素朴な雰囲気。


まあ、これはこれで居心地はいい。

コスメルは世界的に有名なダイビングスポットで、その透明度は沖縄をはるかに超えるという。

ほんまか?と思う。
沖縄に住んでいたのでその美しさは知っている。
まあ日によるけど、絶好調のときの綺麗さといったらそれはもう!

コスメルは、いかなるものか。
サンゴ礁で泳ぐのは久々だった。
心躍らせながらツアー会社に連絡すると、
「明日からお天気悪いよ」
とのこと。

心は一瞬で凪いだ。
最近雨多いな。

4日滞在したんだけど、ほぼずっと雨だった。
海が荒れている。

まあでも良い。
自称だらだらバックパッカー代表わたし。
いかなる引きこもりも快く引き受ける。

またいつかここに来た時に泳げばいい。
メキシコはあまりにも楽しいのでまたいつか訪れるはず。

ここでの思い出はひとつ。
カフェで飲んだ“ピーナツバターコーヒー”だ。


海は荒れ、空はどん曇り。
予定はなし。
となると、カフェでのんびり作業しようという気持ちになる。

Googleマップで探しつつ、口コミを見ていると

「ここのピーナツバターコーヒーの為なら死ねる。」
という投稿があった。

他にも、
「ここのピーナツバターコーヒーが大好き。」
「滞在中何度も通った」
「ピーナツバターコーヒーを飲むと、まるで夢の中。」

などなど、気になる言葉が連なっていた。

私はピーナツバターが好きだ。
ナッツ類全般好きなんだけど、旅中持ち歩くくらいには好きだ。
食べない日はない。

これは飲むしかないなと思って早速お店へ。

美味しい!!!!

カップに顔を近づけるだけで香るピーナツ。
店内で焙煎しているというコーヒーもしっかり香り高く、バランスがいい。
このコク、たまらない。

3日連続で飲んだ。
すっかりピーナツバターコーヒーのシモベだった。

このカフェ、Wi-Fiもそこそこ早いし、作業がすごく捗った。
エアコンもあるし、BGMもうるさくない。
良いカフェだあ。

椅子が可愛い。
小ぢんまりとした店内。


毎日飲んで、流石にハイカロリーなので夕食はサラダたっぷりで炭水化物は控えめにしてみた。
案外お腹いっぱいになったし、健康的な食後独特の、心の充足感があった。

シャワーを浴びて、そろそろ寝ようかなって時に、
同じ宿にいたドイツ人に話しかけれた。

「ピザ注文したら、向こうのミスで2枚届いちゃったんだ。無料で貰えたから、よかったら食べて!」

いかにも不健康食品

一瞬迷った。
お腹いっぱいだし、もう寝るし。
ピーナツバターがぶ飲みしてるし。

しかし気づいたら口に入れていた。
激うま!!


次の日の朝。
ヨガをしたあと白湯を飲みながら、
ヘルシーな気分で冷蔵庫を開けた。
そしてバナナとピザを見比べて、
ピザを手にした。

敗北。
冷ピザ、好きだ。

ジャンクから逃れるなんて不可能だ。
あと、よく考えたらピーナツバターは飲み物ではない。



プロフィール:

1996年、サブカルインドア人間として大阪にて誕生。
服飾専門学校卒業後テキスタイルデザイナーを務めるが都会的な暮らしや流行に嫌気がさし退職。
2021年、沖縄県の宮古島に移住。
趣味だったハンドメイドウィービングや料理の仕事に就く傍ら、フリーダビングにはまり毎日海で泳ぐ。
さらなる自然への興味と世界を深く解釈したい欲が矢を放ち、世界を駆ける。
ラジオとゲーム実況が好き。

情報記事はこちら。
https://maryojourney.com
良ければインスタグラムも覗いてみてください。
https://www.instagram.com/_maryo.san_



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