maryo/世界一周中
一言ではこの魅力を表しきれないメキシコ。 旅に出て、いちばん好きな国だ。 神秘の泉は宇宙を思わせ、生物多様性に満ちる海とジャングルは地球の豊かさを感じさせる。 カルチャーだって最高なんだ。 ロマンに満ちた古代文明。 技巧が輝く民芸品。 そして何より、あまりにも美味しいメキシコ料理。 すっかり心惹かれ、6ヶ月間滞在予定。
2ヶ月間、スペイン語留学したグアテマラ。 言語から読み取れる国柄や歴史、そして文法が紐解かれていく感覚は素晴らしかった。 滞在したのはアンティグというグアテマラの古都。 街にはかつての栄華を讃える装飾的な建造物が立ち並び、それらが地震により儚く崩壊している姿が点在していた。 留学の面白さは言語習得だけでない。 リアルな現地の習慣や、優しさに満ちた人間模様。 重厚な美しさと退廃的な崩壊を同時にたずさたこの街で、 私が見たこと、聞いたこと、触れたこと。 この大切な留学の日々を忘れない。
ブラジル、亜熱帯の空気。 ジメジメとしたぬるい風が肌を撫でる。 水は豊かさの核となる部分、それをひしひしと感じさせられるイグアスの滝。 北上すれば日本人の栄光が鈍く輝くサンパウロ、日本人街。 パナマとコスタリカでは生物多様性とカリブ海の美しさに触れた。 ワイルドな体験とは裏腹に繊細な動きをした私の心、ここに記す。
アルゼンチンの旅は、緑生い茂る側を流れる氷河から始まり、世界最南端の都市を訪れた。 中部には荒涼とした砂漠地帯が広がり、さらに北上すれば恵のイグアスの滝。亜熱帯地域。 北に行くほど暖かくなるという南半球ならではの感覚を味わえた旅だった。 地球規模の旅をしている!という感覚が鮮明となった貴重な体験である。 「地球は隅々まで美しい」 そう胸を張って言えるまで、これからもジャーニーを続けよう。
塩の上で眠り、駆け抜けたボリビア。 蒼い湖と資源に満ちた土壌が広がる。 その先にはチリ共和国。 北には地球外を思わせる荒々しい砂漠地帯が広がり、内陸には星の渓谷。 国としての成熟を感じる首都を通り過ぎ、そのまま南下すればそこは自然の宝庫、パタゴニア。
ただいま世界一周250日目。 つまりnoteをしっかり更新し始めて、250日目。 そろそろ自己紹介含め、旅する理由を書いてみようと思う。 出発した時は意味は後からついてくるでしょ、って思っていたけれど。 なんかそろそろ分かってきた気がする。 世界一周する理由。 それはたった一つ。 世界を広く深く解釈するため。 まあ、おこがましいな。 世界一周したところでわかるわけないし、 世界のことわかりますよ!!なんて言いたくもない。 ただ、貴重な人生で私が生まれ育った地球の事を少しで
今日は寿司の気分だ! いわゆる日本の“寿司“は諦めるとして、 “Sushi”… つまりロール寿司(カリフォルニアロール的な)ならこの街にも選択肢がある。 滞在しているのはプラヤ・デル・カルメン。 ビーチゾーンは観光地化されていて、 そこを離れると大型スーパーやレストランがたくさんある。 結構栄えている街だ。 色々検索していると、 「SUSHI ROLL」というメキシコで人気の寿司チェーン店が目に留まった。 美味しそうかも。 早速行ってみることに。 結論から言うと、け
メキシコのカリブ海に浮かぶリゾート、コスメルに滞在した。 今回の旅で、ホルボッシュ、イスラムヘーレスときて3つ目の離島だ。 どこも似たようなもんだと思ってたけど結構違う。 それぞれに特色があると気づいたのは、ここコスメルでのことだった。 簡潔に言うと、ホルボッシュは素朴で陽気なカリビアン。 イスラムヘーレスはさらに観光地化されていて、レストランや宿が多く、ビーチではEDMが鳴り響いている。 しかし、路地に入ると一気にローカルな雰囲気がある。 ここコスメルは、大きさはイス
世界一周を始めてもうすぐ一年。 メキシコのトゥルムにて、日本に住んでいる友達と合流した。 宮古島に住んでいた時、仲良くなった子だ。 彼女との出会いは私がフリーダイビングを始めるきっかけともなっている。 つまり、人生の岐路に立っていた子だ。 よく一緒に泳ぎに行ったし、ビーチで夕日を眺めながら心のうちを語り明かした。 懐かしくて暖かい思い出。 2人で話すのは楽しかった。 彼女は何度も海外旅行に行っていたし、ワーホリの経験もあった。 当時、ほとんど日本から出たことがなかった私
パートナーと共に世界一周旅をしている。 現在359日目にして10カ国目という牛歩な旅。 行きたい国は60ヵ国ほどあるんだけど、どうもダラダラ旅から抜け出せない。 いつ帰国するかは決めていない。 なんでこんなにも日にちがかかっているのかというと、バックパッカーを名乗るくせして、観光より日常が好きだからだ。 壮大な自然に囲まれたり、異国情緒あふれる街をお散歩したりするのは、たまにでいいと思ってしまう。 楽しくとも刺激的なものは、咀嚼するのに時間がかかる。 よって、観光は3
ついにやってきた「死者の日」 毎年11月1日と2日にメキシコで行われる「死者の日」。 この日、死者は一時的にこの世に戻ってくると言われている。 家族は祭壇を作り、故人に思いを馳せ、敬愛を示す。 考え方としては、日本のお盆に似ている。 決定的に違うのは、底抜けの明るさがあるということ。 日本でも、お盆や法事の時に家族でお酒を飲んだりするけど、メキシコは歌うし踊る。 さらに国中でパレードが開催され、街はカラフルな装飾に包まれる。 メキシコではその昔、死者を悼むことは失
ホルボッシュ島に滞在した。 メキシコのカンクンからバスで3時間、さらに船で30分。 カリブに浮かぶ小さな島。 私たちのお目当ては夜光虫。 本当に見れるのかはわからない。 期待はしていないけれど、のんびりできそうだしまあ行ってみよう! という感じだった。 そして着いたら土砂降りだった。 でもまあ、船着場から宿まで徒歩10分とかだったし、まあ濡れても大丈夫でしょ!と思って歩いてみた。 そしたら道が冠水してて膝まで使った。 濡れてもまあ、とか思っていた数分前の私よ、 そんな
世界的なリゾート地であるメキシコのカンクン。 そこからフェリーで20分ほどにある離島、イスラムヘーレスに滞在した。 着いた日の夜、なんか風強いなーと思って天気予報を見てみると明日見事にハリケーンが直撃するという。 見事にっていうのは、ハリケーンの中心と、この小さな島がピタっと重なり合うレベルだった。 しばし引きこもった。 24時間くらい停電したけど、食材は買い込んでいたし、クーラーがなくても過ごせる気温だった。 パートナーは暑そうにしていて、水シャワーを浴びていたけど。
朝、ぱちっと目が覚め、 すっごい寝たな。という感覚だった。 昨日は朝から活動して、夜遅くまで飲んではしゃいでいたけど、案外スッキリしていた。 クジラと泳ぐ夢を見たんだっけな。 いい夢だったな。 ベットに沈んだまま、もうちょっとまどろんでいたい、二度寝しようかな。 と思っていた私にふと、今日の予定がよぎった。 そうだ、今日歯医者だ、起きなきゃ。 嫌すぎる。 この爽やかな朝を覆い隠す、雨雲のような予定だった。 なんで朝イチの予約にしたんだよ私。 クジラと泳げたのに憂鬱
9月16日、メキシコの独立記念日。 国中がお祭り騒ぎになる日だ。 独立記念日にお祝いするという感覚は、私たちにはない。 日本には建国記念の日というのがあるけど、ごく普通のシンプルなお休みの日だ。 ちょっと飲みすぎたり夜更かしすることがあるくらいで、「おめでとー!!」みたいな雰囲気は皆無。 そもそも何月何日だったか覚えていない。 メキシコでは独立記念日は盛大に祝われる。 前日から全ての街がお祭りムードに包まれ、日付が変わる瞬間はカウントダウン。 そして朝まではしゃぎまくると
メキシコ第2の都市、グアダラハラに滞在している。 今日はお隣のトラケパケという小さな街へ遊びに行った。 調べてみると、グアダラハラの中心からバスで20分ほどの距離。 車内で機嫌よくポケモンGOしていたら、10分ほどで車酔いした。 しかも乗り間違えていたらしく、気づいた頃にはかなり街から逸れていた。 ひとまず適当に降りて、歩いた。 すると突然に激しい尿意に襲われた。 周りに公衆トイレも、スーパーや飲食店とかもなく、ただ住宅と小さな商店しかなかった。 このエリア、何もない
メキシコ47日目。 引き続きグアナファトに滞在している。 前回はこちら。 今日は朝6時ごろ起きて、口付けの小道へ。 口づけの小道とは、狭い道を挟んだ隣り合うふたつの家のバルコニーから、恋人たちがキスできたという例えから名付けられたそう。 グアナファトの家々は山の斜面に建てられている。 狭い土地にギュッと詰め込んだみたいに住宅が密集していて、お隣同士がくっついている。 道も狭いし、クネクネと曲がっていていつだって迷子になれるような街だった。 口づけの小道にはストーリーも
メキシコ44日目。 サンミゲル・デ・アジェンデから、グアナファトへと移動した。 ここはメキシコで一番美しい街と称されていて、「リメンバー・ミー」の舞台となった場所のひとつ。 道は石畳に覆われ、コロニアル調の建物が軒を連ねている。 丘にまで広がるカラフルな色彩は、メキシコらしい陽気な雰囲気を醸し出していた。 グアナファトには1週間滞在した。 ある日のこと。 この辺りは有名なお肉料理が多いので、パートナーが楽しめるよう昼間は別行動にした。 私はお肉が苦手なので、気になっ
メキシコシティからバスで4時間ほどにある街、サンミゲル・デ・アジェンデに滞在した。 メキシコの民芸品で装飾された石畳の小道。 コロニアル建築のカラフルな家々。 街角に咲き誇るブーゲンビリアが乾いた風にそよぎ、 暖かな太陽が高原を照らす。 メキシコの風情が存分に感じられる街だった。 今のところ、メキシコで一番好きかもしれない。 ここは芸術の街とも呼ばれ、街には有名な芸術学校がある。 大きな民芸品市場もあり、安くて質もいいと聞いていた。 ここでの私たちのお目当てはお土産を
バックパッカーらしく、安い宿に泊まっている。 ドミトリーに泊まることもあるけれど、二人なのでひと部屋借りた方が安いことが多い。 基本自炊ベースの生活なので、キッチンは必須条件。 なのでエアビーに滞在することがほとんどだ。 安い宿泊施設にトラブルはつきものだ。 サンミゲル・デ・アジェンデには1週間滞在したけれど、ここがなかなかのトラブル宿だった。 屋上にあるプレハブみたいな部屋で、予約ページにはWi-Fiありと書いてあったが部屋に入ると繋がらない。 SIMも入れていたけ
メキシコシティに2週間滞在した。 とても良い街だったということを書こうと思う。 この街は毎週日曜日の午前中、一番大きい道路が車両侵入禁止になる。 健康的な朝を過ごすためのサイクリングイベントが開催されているようだ。 多くの市民が広い道路を自転車で駆け抜け、他にもランニングする人や犬のお散歩、ローラースケーターたちもいる。 自転車は借りることもできて、誰でも楽しめるようだ。 イベントといっても、参加は簡単。 好きな時間に道路に飛び出して走るだけ。 ということで、私たち