いつだって迷子になれる街(グアナファト/メキシコ)
メキシコ47日目。
引き続きグアナファトに滞在している。
前回はこちら。
今日は朝6時ごろ起きて、口付けの小道へ。
口づけの小道とは、狭い道を挟んだ隣り合うふたつの家のバルコニーから、恋人たちがキスできたという例えから名付けられたそう。
グアナファトの家々は山の斜面に建てられている。
狭い土地にギュッと詰め込んだみたいに住宅が密集していて、お隣同士がくっついている。
道も狭いし、クネクネと曲がっていていつだって迷子になれるような街だった。
口づけの小道にはストーリーもあり、隣同士で犬猿の仲だった家の息子と娘が恋に落ち、窓辺から身を乗り出して口づけを交わしたというロマンチックな伝説がある。
少女漫画で何億回と見てきたような設定だけど、こうゆうのに楽しくなっちゃうのは世界共通なんだろうか。
もしかして、近所には年上と付き合っている大人っぽい女友達と、本命が見つからないおちゃらけ男子も住んでたりする?
サブストーリーとしてその2人の恋の行方にフォーカスされる回もあるのかな。
私だって王道の少女漫画が好きだ。
そしてやっぱりその小道は見にいきたいと思う私。
人が少ない早朝がおすすめってGoogleの口コミに書いていたから、頑張って早起きしてみた。
まだ薄暗く、誰一人としていなかった。
街灯がついていたので写真は綺麗に撮れた。
いいタイミングだったと思う。
ちなみに日中にきた時はこんな感じ。
この人の多さを思うと、早起きの価値はあった。
のんびり貸切で楽しめた。
確かに物語を感じるレベルの道の狭さ。面白い。
この時間にきて大正解。
宿に戻ってぐーたらした後、ブランチへと出かけた。
フランス人がシェフのカフェで、ガレット食べた。
テラスでグアナファトの街を眺めながらのブランチ。
幸せな時間だった。
美味しかったけれど、本場の方が美味しいんだろうな。
グアナファトに居ながらも、おフランスに思いを馳せるという贅沢っぷり。
謙虚に生きたいけどあまりにも難しい。
それからピピラの丘へ。
15分ほど、狭い道をどんどん上がっていく。
この前は夕方に行ったけれど、今日は明るいからまた違った感じ。
太陽のおかげで、家々の彩度が高い。
くっきり見えて綺麗。
最近ポケモンGOにハマっている。
こうゆう観光スポットには必ず何かがある。
今回は可愛い夏服を着ているピカチュウをゲット。
ご機嫌である。
丘を降りたあとはぶらぶらとお散歩。
特に地図を見ずに気になる道を通っていく。
写真も撮って、小道ではちょっと迷子になって、楽しい。
この街は、目的地なしに適当に歩くのが楽しいなって思った。
この感覚は旅に出て初めてかも。
夜はレストランに行った。
普段自炊ベースの生活なので、いざ外食となると全力で楽しみたい。
結果、いつも食べすぎる。
お腹パンパン。
なんか最近ふっくらしてきたので、明日からダイエットすることを決めた。
この日は最後の暴食だった。
(と、日記に書いていた。今思い返すと全然最後じゃない。)
ちょっと物申したいのは、メキシカンが美味しすぎるのがいけないと思う。
体力勝負の生活だし、栄養不足も良くないしなあ。
なんか、やっぱりダイエットやめようかなあ。
グアナファトで過ごした時間をお散歩コースにしてみました。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてください。