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YUKIBANA




冷えきった つま先がほら
踏み出せなくて
しゃがみ込んだ
笑い声
雑踏の中
差し伸べる温もりよ



求めてばかりで
そう与える事を忘れた
造られた 人間は
大切な何かを
見落としている



雪空の下で 頬を染めて
誰にも頼らず生きてる
強さを教えてくれた君は
ねぇ小さなかすかな光
見上げて生きる




先を越され置いてけぼりの
景色に同化した私は
やっと今 答え見つけた
うしろから歩いてこう




数えきれぬ程の人が
行き交うこんな街の
一番うしろって
見つけにくいものと
笑えばいい




いつから笑顔で
生きていたの?
いつから1人に慣れたの?
寂しい思いに泣く日だって
きっと あったよね
命の重さ 違いやしない





天使も 住めない
こんな街じゃ
呼吸も上手にできない




おんなじ色には
染まりたくないと
いい人ぶってるように
映るね




こんなに儚い命なのに
誰にも負けない強さ抱き
ひとりで 生きてる




自分を信じて
でも負けそうになったら
空を見上げるから・・・

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