できない自分を責める人は多いけど、とことん自分にとってできる可能性を増やす環境を整える人は少ないように感じる
「同人誌書いているのすごいですね」
「自分で仕事とっているのすごいですね」
…「そもそもなんでそんなアウトプットできるんですか?」
と聞かれることがあって、もうちょっと聴いてみると「自信なくてできない」「自分なんか」「続かなくて」なんていう、回答が返ってくることが多い。
さて、私はちゃんとできる人なのか。と聞かれたら、あっさりNOといいます。たぶん私の1日をみたら、寝てばっかじゃんとか、ぼーっとしてるじゃん。気分屋じゃん。ってもし覗かれたら思うかもしれません。
表題にかいた通り、「とことん自分にとってできる可能性を増やす環境を整える」を私はまず考えるので、作業にかかるまでの時間のほうが作業時間より長いです。でもここをやっていない人って案外多いように感じます。
自分のご機嫌をとる方法をたくさん用意して、まず形から入る
本を書くなら目次から、いいたいことを付箋に書いて並べてみるとか、やり方についてはよく語られてそのとおりな部分があるのですが、私はとりかかる前に自分の気分が上がるものを揃えます。そう、どうやるかに時間を一番かけるのです。
・好きな文具をまず買って形からとか
・本のデザインどうしよっかなぁとか
・一旦アイディア浮かぶために本屋いこうかとか。
・散歩でもして好きなカフェみつけて作業場所によさそうなところとしてメモするとか
ひたすらそういうのまず集めるのです。
締め切りが迫ったら頑張れるとか、おいしい温かい飲み物あったらもうひと頑張りできるとか、晩ごはんを楽しみに1時間やるとか、好きな音楽流すとか。気分によって上がるものも違うから、色々用意しておきます。
そういう小さいちょっとやる気にさせてくれるもの、アイディアを浮かばせてくれるもの、そういうものをかき集めるんです。
なにかを生み出すものであるほど、こういうよこみちそれたようなことを積み重ねるのって結構大事だと思うんですよね。
自分にあった方法をその時の気分でできるように用意する
勉強するにしても、たくさん勉強法がある。どれが効果的とか人はいうし、学術的にあるわけなのですが、そもそも自分が気分乗らなかったら意味がないわけです。机に向かわないと意味がない。
どれだけご機嫌に自分を机に向かわせるか、勉強し始められるかが大事だったりする。
私の場合は耳より視覚でものを覚えるタイプなので、最終的になにかを覚えるときは目に入るかたちを意識しています。でもやる気しなくて眠いときは読んでいても頭入らないわけなので、それでやらないよりは耳で聞くやり方も取り入れてみる。聴いているうちにやる気が復活するかもしれない。
そんなふうにベースでこれあう、あわないに加えて、自分の気分にあわせてチョイスできる方法を作っておくようにしています。
やり方をどう工夫できるかを考える
本を書くのも、はじめて書いたときはとにかく机向かって、不安と戦って胃が痛くなったから、次はポッドキャストやって話した内容を本にすることで、リアクションも少しもらった状態で再編集できるからそもそも1からやるよりハードル減らせるなどを考えます。
よくタスクを分解するという意味にとられてしまいますが、違います。
自分がご機嫌に進むためのステップを作るんです。遠回りかどうかなんて知りません。動かないほうが進んでないわけなので、遠回りに見えていいのです。
登壇が目標でも、まず内輪で話してみることから始めたっていいのです。
誰もみえないノートにまとめたっていいわけです。
自分が前に進むやりかたをちゃんと積み重ねていけるよう、自分のご機嫌をとって、時間かかったけどいったじゃんでいいんだと私は思っています。
みんな、できないことを責めているけど、自分のご機嫌をとろうとなかなかしていない
やりたくないとどこかで思っているのに自分にやらせるのは、そりゃやらないし、やらないことで自信をまたすり減らしてしまう。
時間がないならそもそも時間どうやって作れるのだろう。今は休む気しかないんだったら仕方ないから自分を休ませてから考えますか。ってことをせずにやらない自分を責めてしまう。
無理やりにでも自分を動かす手段ももっていてももちろんいい。
たくさん休んだでしょ、やらないの?っていうもうひとりの自分をおいてもいい。
今日はもう休みなよと甘やかす自分もいてもいい。
なにか自分に課す前に、そもそも今の自分の機嫌に耳を傾けてみるのっていうのはかんたんだけどとっても難しいことだと思うのです。
私もこんなふうに書いているけど、こんな気分ならこれはどうよ?と自分に差し出しても逆効果なこともあるわけで、いやぁ面倒な人間だなとよく思っています。
でも面倒なのも含めて自分なので、しょうがないですよね。。w
というわけでまず1回目は自分の機嫌に注目して、自分を理解したうえで前に進む方法を考えるのもありでは?というお話でした。
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