見出し画像

それは歴史の継承者の誕生と新たなる歴史の始まり

1pick脱落の悔しさから立ち直れずにいた2020年12月
それは唐突に幕を上げた

君の想いが"ツバサ"になる
それは練習生に言っているようで私たちに言っているように感じた

練習生たちのデビューしたいという想いを乗せて羽ばたくために
国民プロデューサーがこつこつ毎日投票した羽がデビューという大きな空へ飛び立つための翼へと変わる

私たち国民プロデューサーがこの半年してきたこと、
それは101人の人生を決める選択であったはずで
それはあまりにも大きな責任が伴うはずで

だって私たちの投票次第でデビューか脱落かが決まってしまうあまりにも残酷な椅子取りゲームだから。



私はS1で1pickが脱落している。
なんでもそつ無くこなしてしまう子だった。
彼が初めて本編でしっかり喋ったのはコン評の練習シーンのみ。
その時初めて私たちは彼の弱さを知り壁にぶち当たっていることを知り想像をはるかに超えた練習量を知った。

彼はいつもステージで1番輝いていた。
分量が少ないことが1番大きい原因だったと思う。
国プは布教を惜しまなかったし池袋駅に広告も出した。


それでも届かなかった。
最後の20人にすら押し上げられなかった。
あと少しだったのに。

そして始まったS2
前回のようなことは絶対に繰り返さない。
そう心に誓った。

来る1月30日101人の練習生が公開された。
私はすぐさま最初の11pickを見つけるため全員のプロフィールを確認し顔が好みだった子、話題性のある子のオンタクト能力評価動画を見た。

初回投票はこの11人
池﨑理人
上原貴博
梶田拓希
栗田航兵
小林大悟
田島将吾
松田迅
松本旭平
木村柾哉
後藤威尊
国分翔悟



オンタクトで2人脱落した。
62位と69位
惜しかった
これがプデュだぞ、サバイバルだぞ、忘れたとは言わせない、目をそらすな、一分一秒を刮目せよ
この現実はこれが熾烈なサバイバルの幕開けだと警告した


101人公開後からずっと松田迅に投票していた
3月30日テーマ曲の動画が公開された
何度も何度も見直しては迅を探した
当時の私は4個の動画と10枚の写真しか彼の顔を認識するものが無かったからか、大衆の中で踊る彼を見つけることが出来なかった

2日後運命の合格発表
迅を見つけられなかった私はずっと不安だった
だけど
松田迅合格の映像が流れた
この映像が流れた瞬間叫んだあの日からずっと迅だけを見てきた
迅をデビューメンに押し上げたくて周りの人に投票をお願いしまくったあの日々を忘れない


そして始まった初回順位発表式
47位だった
何かの間違いかと思った
なぜ?と驚きが隠せなかった
やはり私が推すと脱落するのか...松田迅よごめんな......という気持ちになった。


それからというもの、分量は少ないもののほぼ未経験の歌とダンスをメキメキと成長させ完璧なステージを見せる彼には自然と票が集まるようになった

グループバトルの勝利
ポジションバトルのセンターを差し置いてグループ内1位獲得 
そしてデビュー評価


グループバトルではしっかりと自分のコンセプトを理解しどう魅せれば良いのかを理解していた
こんな18歳、逃す訳にはいかなかった


ポジションバトルではセンターに立候補するも惜しくもセンターを逃した迅が、ステージパフォーマンスを見ていた国プに君が良かったよってグループ内1位を獲得したことが何よりも嬉しくて。
きっと彼の中でアイドルとして輝くことの本質への理解が深まった出来事なのでは無いかと思う
センターで輝いてきた松田迅がセンターでなくても輝けることを知ってしまった
輝きが増すことしか考えられない
ポジションバトルで松田迅に投票してくれた国プありがとう



コンセプトバトルでもやはりセクシーコンセプトだった
似合いすぎてて狂った
ここでもまたセンターを逃してしまったけれど、センターに決まった航大に一番に駆け寄って行った彼を見逃さなかった
誰よりも人を褒めることを惜しまない彼がこの行動をとったのは必然で当然で当たり前だったのだろう



そして満を持してデビュー評価
ポジション決めでは再三の移動によりやりたい曲からもやりたいパートからも違う所になってしまい歌唱パートはほんの数秒
それでも彼は『気にしないで!』『そのパートと迷ってた』『俺ラッパーか〜😳』と絶対に険悪な雰囲気にさせなかった
こういう事がサラッとできる松田迅グループに必要だと確信した


本番のパフォーマンス
おそらく全ての国プが思ったであろうことだが、天界からの迎えかと思った

紛れもなくRUNWAYの松田迅は天使だった
儚すぎてこのまま消えてしまうのではないかと思った
物理的にも。これは比喩ではない。

パフォーマンスからも伝わるこれが最後ここで最高のパフォーマンスをしてやるぞという覚悟

そしてエンディング妖精の口パクありがとう
ここで終わったら暫くは使い物にならないだろうと思った


現実味を孕むS2の終わり
そして新たなる歴史の始まり



朝7時時点の速報値 7位松田迅
嬉しさと同時に焦りを感じた
圏内にいた練習生が圏外へ押し出されていた
ファンダムの力を侮ったら負ける
そう感じた

随分前から投票権を持つ友達や会社の人に投票をお願いしていた
生放送中も当然即連絡を入れ投票してくださいと懇願した

順位発表式はドキドキだった
どんどん上がっていく順位
呼ばれない名前

いよいよ速報値の順位が来た
あの時の迅の顔を絶対に忘れない
名前を呼ばれた瞬間崩れ落ちた迅
駆け寄る周りの練習生
客席にいる練習生からのたくさんの声
このとき西木村田島の3人にエスコートされた松田迅を一生忘れない


松田迅という1人の練習生の終わりの見えない道が終わり
どこまでも続く花道が始まった


全てをかなぐり捨てて挑んだ
恐らく人生最初で最後のアイドルオーディション
47位という決して良い順位ではないところから始まって最終7位という大幅ジャンプアップでデビューした松田迅
出会ってくれてありがとう
松田迅がINIとして生きているこの世界線ありがとう
この奇跡、絶対に終わらせない

沖縄が産んだセクシー美少年に
太陽のような貴方に
いつも場を盛り上げてくれる貴方に
友のために涙できる貴方に
人を褒めることを惜しまない貴方に
センターで輝く貴方に
センターでなくても輝ける貴方に

特別で、格別な愛を


彼は紛れもなくS2の主人公であり、
PRODUCE 101 JAPAN でしか誕生し得ないアイドルである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?