自由で責任がなく、そして僅かに未発達な部分がある大学生の恋愛
今日は恋人の誕生日だ。
昨日の夜、彼の家でお祝いをした。
お寿司とピザを頼み、普段飲まないアルコールを飲み、ケーキを食べた。
日付が変わる5分前から2人、ソファで表示が変わるたびにあと何分だよなんて10代のような会話をした。
プレゼントにはgelatopiquéのルームウェアをあげた。
想像以上に喜んでくれて本当に嬉しかった。
少しするととても眠たくなり、眠ってしまった。
彼は今日、ゼミの発表がありまだ終わってないからと作業をしていたようだ。
(ここ数日、昼夜逆転しているらしい)
私は今日、実験が休みだったと言うこともあり珍しくアラームもセットせず泥のように眠った。
深夜に彼がベットにきて潰れそうになるくらい抱きしめてくれたのが凄く嬉しかった。
彼は今4年生で卒業したら地元に戻るので私は勝手にそのタイミングで私たちは終わってしまうんだろうと思っていた。
それに対して仕方ない、という気持ちが強く割り切れていたつもりだったのに実際あと半年をきり、それがいよいよ現実味を帯びてくるととても寂しい。
付き合って1年くらいまではほとんど全てを彼に委ねていて私はいつも受け身だった。そのため私は彼を本当に好きなのかどうかも分からず惰性の部分もあった。
今年の冬、2周年を迎えるが私の中で彼の存在はとても大きいということに今更気づいた。
私は心が強くない方で生理前は特に酷く不安でいっぱいになってしまう。
1ヶ月ほど前、私がリーダーを務めていたサークルの企画で上手くいかないことがあり夜、1人部室で泣きながら電話をした。
もう就活も始めて、子供じゃないんだから自分の感情くらい自分でコントロールできるようにしようと思っていたのにどうしても1人じゃ抱えられなくなってしまった。
彼は、私が落ち込んでいる時はいつもそうなのだが、少し呆れたようにいつもこんなことで悩んでるなんて時間が勿体ないよ、誰もそんなこと気にしないよと言ってくれた。
正直、君に私の気持ちなんかわからないよ、私にとってはすごく辛いことでそれを「こんなこと」なんて言わないでよと自分の感情を否定されたことにモヤモヤした。
でもそんな彼の気遣いのできなさは逆を言うと嘘をつかないということである。
私はこれまで思い出したくないくらいいっぱい彼の前で泣いた。子供のように泣き叫んだこともあった。(思い出すと自分でも引く)
それでも変わらない熱量で私のことを好きと言ってくれる彼が本当にあたたかくて心の支えだ。ありのままを受け入れてくれるってなんて安心できることなんだろう。
今後、私は別の人とお付き合いをすることがあるかもしれないけれど、その頃にはきっと今ほど子供じゃないからこれほど自分のありのままを曝け出せる気がしない。
彼以上に私を受け入れてくれる人なんて現れないように思う。
あと数ヶ月後に私は1人に戻ってしまうのかと思うとすごく怖い。
無責任でいられる大学生の恋愛だから成り立っていた部分も多くあるし、一緒に暮らすには壁が大き過ぎるけれど全てを捨ててでもずっと一緒にいたいと思ってしまう。
いい加減、彼がいなくなった後のメンタル問題をどうにかしないとまずいな・・・
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