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誕生日近いね。

誕生日、もうすぐだね。 あんなに仲良かったのに、 もう赤の他人になって、 それでも私はそんな人たちの誕生日をいまだに覚えてる。 「誕生日近いね。」 心の中で唱えてる。 「今年はどんなふうに過ごすのかな?」 考えたくなんかないし、関係ないのに、 そんなふうに思う。 「昔はおめでとう。って毎年言ってたよなぁ。 懐かしいなぁ。」 そう思うだけにとどめておく。 本当は、溢れ出る行き場のない言葉が、 心の中でいっぱいになってるのに。 テキトーな箱に全部その言葉たちを

    • いつも街から出たかった。

      毎日、この小さな田舎町から出ることを夢に見てた。 「こんなクソみたいな街、さっさと出て、 もっと素敵なところに行きたい。」 18歳の時、大阪に行った。 家に帰りたくなった。 次に実家に帰れる日まで、日を数えるくらい帰りたかった。 21歳で、日本と9ヶ月間のさよならをして、 イギリスに来た。 世界を見て回った。 ケンブリッジ、ニューヨーク、ロンドン、ツェルマット、パリ、ストックホルム。 ますます家に帰りたくなった。 早く大切な人に、わたしが見たものを伝えたくて

      • Everyting was to the nothing.

        I saw a dream today. You were telling me goodbye. "this will be the last conversation." "No, it won't. Why do you say like that??" "Cause it should be the last. When I told you that I hate you, what did you do?? You pretended yourself to

        • 大人になる……?

          子供の頃からの夢を諦めるのは、 現実を見るのは、 確かに合理的かもしれない。 理想ばかりでは上手くいかないという 現実を教えてくれるのかもしれない。 けど、夢を諦めると言うことが、 『大人になっていく』気がする。 もちろん、夢を叶えていなくても、 叶えていても、立派な人は立派だし、 それが全てではないけれど。 夢を追って、夢を叶えて、夢を掴んで、 これからも今までと変わらない速度で 走っていきたい。 まだ夢から覚めたくない。

          大丈夫だよ、きっとうまく行くよ。

          地球の反対側で、 私を待ってくれてる人たちがいる。 みんなは言う。 「大丈夫だよ。きっとうまくいくよ。」 私が臆病なのかな? それとも未来が見えないから、 踏み出すのが怖いだけなのかな? 就活ってどうしてこんなにひとりぼっちになった気分になるんだろう。 したいことはあるし、やりたいことだって明確なのに、どうもそれに手が届かない。 どうしたらうまくいくんだろう。 どうしてみんなはこんな私を愛して励ましてくれるんだろう。 「大丈夫だよ。きっとうまくいくよ。」 留学先の

          大丈夫だよ、きっとうまく行くよ。

          パパとママが言ってた。

          「夢は願えば叶うよ。信じる気持ちと、叶える意思が大切なんだよ。」 パパとママがいつも言ってた。 「叶わない夢はない。結果が少し思い描いていたのとは違うだけで、どこかの時点で願ったことは必ず夢となって実現する。大事なのは、その夢をどこの"時点"で、願って、目標にするか。適材適所というのは本当で、神様は人に役割を与えてその人に合う場所を準備する。その場所が良い場所になるのか、悪い場所になるのかは、自分次第で、なにをどこの時点で願うかを体現できれば、きっと夢は叶うよ。神様は人に乗

          パパとママが言ってた。

          味付け

          大人になることの本当の意味を知ったのは、つい最近のこと。 今この瞬間という、時間の尊さを学び、人間として生きる上で乗り越えなければならない辛いこと、幸せなことの意味を知り、世界で、宇宙で、自分という存在がどれほどちっぽけなものなのか思い知らされる。 時間は有限であるから、この世にあるすべてのものが歳をとる。 ものはそのうち使えなくなり、 ひとは少しずつ元の赤子に戻っていく。 辛いことがあるからこそ、幸せなことの良さが引き立つ。 山を越え、峠をこえ、自分の足で力強く進んだ

          わかってあげたかった。

          全部わかってあげたかった。 『いいところも、悪いところも、受け止めてくれる人に出会えたら、運命の人。』 誰かが私の耳にいつも囁いた。 だから必死に君の運命の人になるために努力したのに。 『運命は、自分で掴むもの。』 そうだと信じて、いつかきっと実ると思ってたのに。 「好きな人がいる」 それが私じゃないなら、初めからそう言ってくれれば良かったのに。

          わかってあげたかった。

          一緒に居させて。

          夢と現実の境が、よく曖昧になる。 夢なのに妙にリアルで、本当にその出来事が目の前で起きているような感覚。 私たちは、一緒に手を繋いで、笑い合ってる。 腕を組んだり、肩を組んだり。 妙にリアルな体温と、妙にリアルな手を握る感覚。 私だけがこの夢を見ているのではなく、あなたと夢を共有しているような感覚。 夢と現実の曖昧なこの場所は、刹那的なもので、永遠など存在しない。 東から、あたたかい日の光が昇るまでの間。 「明日もこの場所で会おう。」 あなたが言う。 私は

          一緒に居させて。

          ねえ、覚えてる?

          長いようで、あっという間に過ぎていく甘酸っぱいあの季節。 大人になったと思っていたけれど、まだ、なにも知らなかった。2度と戻れないあの頃の私たちは15歳だった。 私があなたに告白した12歳、最後の秋。 あなたは、「お互いを傷つけあうからやめた方がいい。」最初は、わからなかった。綺麗事にしか聞こえなかった。まるで、柵の向こうにある危険地帯に、柵を破って入るようなものだってあなたはわかっていたのかもしれない。あるいは、私を遠ざけるためには、最善の言葉だと思ったのかもしれない。私

          ねえ、覚えてる?