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想定外の回答を否定しないコツ〜親子の信頼関係の築き方
子どもに質問すると、想定外の回答が返ってくることはありませんか?
たとえば、こんなケース。
親「どうして〇〇ができるようになりたいの?」
子「自分だけができるようになって、友達みんなを見下してやりたいんだ」
10年前の私だったら、小学生の子どもに反射的に否定したに違いありません。
「み、見下す?友達のことをそんなふうに見るのはおかしいよ!」
子どもを正そうと、必死になっていたことでしょう。
✼••┈┈┈┈あなたなら、どんな言葉を返しますか?┈┈┈┈••✼
いまの私は、次のように考えられるようになりました。
・自分が考える〈正しさ〉は 私の基準で決めただけ
・そもそも、〈絶対的な正しさ〉なんてものはない
・言葉ですべてを表現できるものでもない
だから、子どもが想定外のことを口にしても、動じる必要はないんですよね。
(そっか。いまはそういう表現をするんだな)
ふわっと受けとめて、言葉尻にいちいち反応しない。
他の表現を知らないだけかもしれないし、しっくりする言葉を探しているところかもしれない。
言霊でない言葉は "かりそめ" だもの。
(きっと本当の想いは奥にあるんだろうな)
そんなふうに子どもを信じる気持ちが、非言語で伝わります。
親としても、無意識レベルの〈正しさ〉の基準が揺るがされたことを正直に受け止めることで、精神的に成長できます。
子どもと一緒に想いを言葉で紡ぐ練習までできるなんて、ありがたいですよね。
親こそが、子どもを下に見ないこと!
それが親子の信頼関係を築くコツだと思っています。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
教育分野でたくさんの子どもたちと接してきた友人も、
「いまはそういう表現をするんだな」
という私の考えに賛同してくれました。
子どもたちをサポートしていると
「そういう意味だったんだ!」
と驚かされることがあるそうです。
言葉尻に囚われない。
自分の基準で子どもをジャッジしない。
よかったら、お試しくださいね♪
「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
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