性依存症21歳一般大学生の備忘録、潔癖と性欲がぶつかり合った先に見えたもの

みなさん初めまして。まずはこの記事に少しでも興味を持ってくださったこと、とても感謝いたします。

これは

潔癖症で性依存症と別れたい私の、通話エロチャットサイトを通して出会った分岐点の話

です。

この記事が最初で最後の物になると思いますが、まずは軽く自己紹介をさせてもらいます。

私は現在、関東の大学に通っている21歳のどこにでもいる男子大学生です。そして、タイトルにもある通り、潔癖症と性依存症のどちらもを持っています。この記事では、そんな私の潔癖症による性への自己嫌悪と、自分なりの性依存症との最期をここに書き残します。


まず、私自身の潔癖症と性依存症について、少し語らせてください。

私の潔癖症は、約8年前の中学生の時から始まりました。きっかけを語ると長くなるので中略しますが、その時の症状としては、自分の部屋は綺麗。自分は汚い。ウェットティッシュで拭いたものや、自分の手は綺麗。自分の足や頭や顔は汚い。他人は消毒をしないと汚い。生殖器などは断じて汚い。

少し軽くなった今の私から見返すと、本当にただの病気です。一種の妄想です。今では、少し気になってティッシュで拭きたくなるものもありますが、自分自身も他人もそんなに汚いと感じません。

続いては性依存症です。私は潔癖症と同時期、中学生の時から床を使った自慰行為を始めました。自分の手は汚れないし、くっつけているカーペットもそれ以外では触れなければいい。と思い毎日のように学校から帰ってきたら自慰行為を繰り返していました。

1年ほど前からは、オナホールを使って自慰行為を始めたのですが、その時から、自慰をするたびに自己嫌悪に陥るようになりました。別に溜まってるわけでもないし、自慰行為をするための時間の余裕があるわけでもない。でもしたくなるとそれ以外のことを考えられない。そして射精の後に冷静になって自己嫌悪に陥る。その繰り返しです。


さて、ここからが本題です。

ここ最近私は、「自慰行為をやめたいからオナホールを捨てる!そのために捨てる前に思いっきり自慰をする!」というテンションになっていました。今までは、主にAVをおかずに、中でも、潔癖のため主観映像でしか抜けないためVRの映像を使用していました。しかしなんの気の変化か、唐突に通話がメインのエロチャットサイトに登録して、約1万円の課金をしてしまいました。

通話エロサイトで気づいたAVの本質

いざ使ってみると、今までの映像をただ見るだけとは違い、コミュニケーションが返ってくるんです。相手が本当の人間である。という事なんです。

それがとても気持ち悪かったんです。

私自身、高校生の時に性行為の経験をしたのですが、その時は、人間の汚さ、性欲に飲まれるよりも先に、潔癖の汚いと感じる部分が勝ってしまったんです。半分トラウマでした。それから私の中の性は、”自己完結するもの”になってしまったのです。「もう自分は金輪際性行為をしなくていいや。結婚願望もないし。」と真剣に思いました。

その時と同じだったんです。

止められない自慰行為が、トラウマとして残っている性行為と同じ土俵に立ってしまったんです。

潔癖と性依存症の大事故です。

それから私は、性欲を他のことに昇華させるにはどうすればいいのか、性欲を抑えるために運動をしようか、と考えました。しかし答えは見つかりませんでした。

しかしある日、通話エロサイトにポイントが残ってたことを思い出します。「じゃあ、性を自ずと求めている人に普通の話聞いてみるか」なんでかわからないですが、そこで私の知的探求心に火が付きました。お金も払っちゃったし、めったにチャットレディーと普通の話できることないし。とても面白そうじゃないか。

チャットレディーとはどんな人種なのか

いざ話を聞いてみると、意外とどんな質問にも答えてくれる年上の方々が10数人ほどいてくれました。

そしてそれぞれに、何のためにチャットレディーをやっているのか、何年くらいやっているのか、という様な質問をしてみました。

それに対して、目的としては性を目的とした人、お金を目的とした人の二極化が起こっていました。お金も性も、という方は一人もいなかったのです。何年、という質問はただ気になったから聞いただけで、あまり内容には関係ないので割愛します。(ただ私が生きてるより長い間やってる人もいました。)

そこで性を目的としていると答えた人と話を進めていると、何人かは私と同じような性依存症の方がいました。その方たちは、「自身に嫌悪感もないし、ただ好きなことをやっている。性的なものがとても好きである」ほとんどの方がこのような言葉を言ったんです。

そこで気づいた自分の異常さ

このような会話を進めていくたびに、他の性依存症の人と比べて自分が異常だという事に気づきます。

自分は、ただ性欲を抑えることができない人間だったのです。

好きで止められないんじゃない、自分の欲求や感情を制御できていないんです。大問題です。

性依存症が潔癖症と同じだったんです。


そこで私は、同じ土俵に立っている潔癖症と性依存症を天秤にかけます。潔癖症を捨て、性をこよなく愛していくか。性を抑えて汚いものから離れていくか。

私から出た答えは後者でした。

自分自身自慰行為をすることが嫌だった。ということもありますが、それ以上に、潔癖症を治すきっかけは私生活に転がっている。と思ったからです。

ここからが私の最期。今回の一連の変な流れで得たものと、潔癖症、性依存症それぞれに対する事、知ってほしい事です。

まず覚えておいてほしいことは、この2つの症状は、どちらもれっきとした精神病です。こんなに面白い世界のほとんどが汚れて見える。気づいたら性的興奮を感じないといけない精神になってる。文字にするととてもじゃないようなものです。

そして、どちらもそう簡単に治せるものではありません。

しかし私は、潔癖症の治り方を知っていました。

先ほど、潔癖症は今は軽くなった。と言いましたが、そのきっかけはホームステイです。1か月ほどの短い期間の物でしたが、自分の部屋ではないのに自分が住んでいる。2人部屋だったので、物をいちいち拭くなんてできない。そんな環境を過ごして、日本にある自分の部屋に戻ってきたら、ばかばかしくなったんです。いちいち触ったら拭いて、人を部屋に入れないで、自分の足をいちいち除菌して。そのタイミングで私の潔癖症は生殖器、又は衣服で隠れている部分以外が汚いもの。という認識をやめたんです。

私からするときっかけは些細なものだったのにその後の生活に大きな変化を起こしました。生きてて楽だし世界が美しく見えたんです。

そして今回、通話エロサイトによって性依存症が潔癖症と同じ土俵に上ってきた。

それが性依存症を変える些細なきっかけだと気づいたんです。

今、潔癖症や性依存症、その他の病気で悩んでいる人へ

今後このまま私の性依存症がすっかり解消されるかはわかりません。反対に潔癖症が酷くなるかもしれません。しかし、それでも大丈夫だと思います。

今、これらのことで悩んでる人は、何か少し生活に変化や、トッピングを加えてみてください。何年も何年も悩んでいても治らなかった、治したいのに生理的に反応を起こしてしまう。とあった物が一瞬で変わるかもしれません。

この様な病気を治すために精神科の病院に行くことも間違いではないと思いますが、当事者の私から1つのヒントと希望を。このネットの片隅に。そして自身の備忘録として置いておきます。

さようなら、今までの私。そしてありがとう。 

よろしく、新しい私。


ここまで読んでくれた方へ

この下手で長ったらしい文章を最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。この文章から何かが生まれていれば幸いです。多くの人のなにかになれればと思うので、良ければツイッター等SNSでシェアをしていただけると喜びます。




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