第26回 洋楽の情景が一瞬で日本になる【朽羊歯ゾーンのWoundTube】
【朽羊歯ゾーンのWoundTubeとは】
朽羊歯ゾーンが一日一回何かを書くシリーズです。しょうもない発見や考えを真面目くさった文章で書く、1000~1500文字程度のエッセイくずれの文章が多いですが、そうではないときも多いです。どこから読んでも構いません。WoundTubeとは「巻かれた管」=「くだを巻く」という意味です。
まずはこちらの曲をお聴きいただきたい。
どういう感想をお持ちになっただろうか。
かっこいいとか、愉快な曲だとか、いろいろとあるだろう。私はなんとなく浜辺が見えた。あと、1:00あたりで「Let's go to Jamaica, 和三盆」と聞こえた。
ところで、「50代くらいの女性をメインターゲットとした、近所の小学校の体育館で週一回行われる健康増進ダンス教室」を想像した方はいるだろうか。
何を言っているかわからないと思うので、下の画像を見ていただきたい。
私が20分で作った架空のチラシである。
これを見た後、先ほどの曲をもう一度聞いてみてほしい。
どうだろう。小学校の体育館でいきいきと踊る、ジャージのおば様たちが頭に浮かんでこないだろうか。息子の中学時代の体操服を着てきた、後で文句を言われるであろうおばあさんもいる(ダンス仲間や、地元出身で同じ中学を出た先生には好評である)。
浜辺のパーティーから一転、近所の体育館である。なぜこうも印象が180°変わるのかは、わからない。
他にもあるかと思って集めようとしていたのだが(Spotifyに「いきいき体操」というプレイリストまで作った)、1年経ってもこの曲以外見つからなかったので放流する。
単に私が洋楽をあまり聴かない時期だったからというだけかもしれないので、見つけたらコメント欄で教えてほしい。
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