『ダーウィンズゲーム〈全12話〉』感想メモ
見出し画像出典:ダーウィンズゲーム(アニメ公式サイト)
こんな感じの話
・知らずにデスゲームに参加させられる主人公
・ゲームクリアを目指しプレイヤー同士で戦う異能バトルもの
感想のようなもの
招待制の謎のアプリ”ダーウィンズゲーム”を起動してしまうと蛇によって進化(異能)が与えられ、デスゲームに参加させられてしまう。そのアプリを知らずに起動してしまった主人公カナメは、自らの異能(シギル)が分からないままにゲームに参加することとなり、ゲームのことを理解するため鎖使いの少女シュカと接触する。そして仲間を得ながらイベント挑むこととなる。
巻き込まれて能力バトルをすることになるタイプの作品としては王道的なストーリーであり、主人公が他の人よりも有利といえる能力を授かっているところもやはりありきたりといえる。
ありきたりながらも面白く感じるのは、作品の作り込みだと思う。
”ダーウィンズゲーム”がポイント制であり、単純な勝ち負けで生死が決まるわけではない。降参して勝負を降りることも、勝負を受けなくてもよいようにすることもできる。そして勝負自体も時間制限がありタイムアップを迎えると芸術点で評価され戦うことから逃走することも作戦として問題ない。他にもいろいろな設定はあるが、異能バトルではあるものの、単純に正面切って能力をぶつけ合うだけではなく、頭脳戦が繰り広げられるというところが良い。
そしていきなりデスゲームに巻き込まれたカナメの混乱や人を殺すことへの葛藤がストーリー上で違和感なく描写されている。
また、異能の種類も豊富で登場するキャラクターが多いが特徴をつかみやすくなっているため、キャラクターの見分けがつかなくなる状況が起きにくい。
このアニメ自体ではクランを作成しシブヤを拠点として抑えるところまでで終了しており、”ダーウィンズゲーム”についての謎に迫るには至らない。まだまだ話の途中という感じである。
テンポや作画が良いため、デスゲームや能力バトルものの作品が好きであれば楽しめるとは思うが、ありきたりな物語という印象はぬぐえない。
面白いのに突出した部分が見受けられないのが残念だ。
好きポイント
・女の子が可愛い
・主人公の開き直りっぷり
・敵キャラのゲスさ
こんな人におすすめしたい
・デスゲームが好き
・能力バトルが好き
・多少のグロ耐性
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