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『ボールルームへようこそ〈全24話〉』感想メモ

見出し画像出典:ボールルームへようこそ(アニメ公式サイト)

こんな感じの話

・主人公は社交ダンスと出会い魅せられ、変わっていく

・熱い青春成長ストーリー

感想のようなもの

”胸を張って好きだといえるものがあれば変われる”と思っていたが得にとりえもなくさえない日常を送っていた主人公多々良は、ひょんなことから競技ダンスと出会い、魅せられ、憧れ、挑戦していく青春物語である。

新しい世界に飛び込む不安。それを乗り超える勇気と新鮮な驚きや喜び。ライバルの存在。憧れる人。共に踊るパートナー。他人との競争。立ちふさがる壁。大会への挑戦。はじめから最後まで感情を揺さぶられつつ観た。

自らの実力不足を理解し、練習を重ね、自分を見つめ、立ち向かっていく。多々良のひたむきさもくじけそうな気持ちもたまらない。
そして出会う他のキャラクター達のダンスへの想いも関係性も、ただただ熱い。分かり合えること分かり合えないこと、合わないリズムも個性も相性もとにかく向き合うしかない。

ダンサーたちの溢れる感情が表現されているダンスシーンに、心がぐっと苦しくなってしまうほどに感情移入してしまった。
ぬるぬる動く感じではないが、アニメならではの演出がなされている。未完漫画のアニメ化作品としてみるとかなり良いと思う。

現実離れした特技が横行するタイプの作品ではなく、キャラクターの感情に重きが置かれている作品である。

多々良のように何かへの強い思いを持ち、変わることができたらよかったのに、と思わずにはいられなかった。きっかけを逃さず、自分を変えていける多々良が羨ましくてならない。意気地なしが羨んでも仕方がないのだけれど。

憧れているだけではだめだ、思い切って飛び込んでやってみることが必要だ。独りよがりで思い込むだけではだめだ。と、強く思わせてくれる作品である。

好きポイント

・ダンスシーンの演出

・キャラクターたちの感情

・音楽

こんな人におすすめしたい

・青春ものが好き

・ワクワクしたい

・挑戦をためらっている人



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