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『アンゴルモア 元寇合戦記〈全12話〉』感想メモ

見出し画像出典:アンゴルモア元寇合戦記(アニメ公式サイト)

こんな感じの話

・対馬、元寇が題材

・罪人として流刑になった先の対馬で蒙古と戦う

感想のようなもの

主人公たちが流刑で船で対馬に向かうところから始まり、なぜか蒙古との戦に身を投じるようになる。蒙古との戦、蹂躙により失われる命が多くある中で、なぜ戦い、どのように戦うのかを描いた作品である。

元寇の歴史的な描写として忠実かどうかというのは知識がないので、よくわからないが、元寇のことを知らなくてもこの作品を観るうえでは問題がないと思われる。
7日間の争いの一部のストーリーなので、時間経過はあまりないが、そこに詰まった悲喜こもごもが印象的な台詞たちによって彩られて描かれていた。

「対馬のために死んでくれ」1話輝日
「この戦は何になる。対馬はどうなる。この死はどこへ行く。」6話弥次郎
「俺はお前を無駄にはしない。」6話迅三郎
「勝ちたくば生き延びられませ。」安徳帝

戦闘シーンが多く、終始シリアスな雰囲気で哀しみが漂うので、疲れているときに観たいとは思えないが、ストーリーが面白く、無駄なシーンがないように12話に詰め込んだけれども詰め込みきれませんでした!という感じだったので、まだまだ終わりではないだろう。
続編があるなら観たいが、あまり話題にしている人がいなかったので、制作されることはないような気がする。

「一所懸命とは、その一所を命懸けて守り抜くということ。」12話迅三郎

この作品のキーワードに一所懸命というのがあるが、この言葉の意味、この言葉に集約されるそれぞれのキャラクターの戦の理由や生き様を知った上で、あっけなく死ぬのをみることかできず、悲しいものがあった。

この作品は戦略や殺陣よりも人間ドラマに主軸が置かれていたような気がする。戦記物はあまり観ていないので慣れていない部分もあるが、面白く観ることができた。

好きポイント

・好きになったキャラがあっけなく死ぬ

・印象的な台詞たち

・音響

こんな人におすすめしたい

・時代物が苦手じゃない

・強い感情をみたい

・好きなキャラが死んでも耐えられる人


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