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『CLAYMORE〈全26話〉』感想メモ

見出し画像出典:CLAYMORE(dアニメストア)

こんな感じの話

・人を食らう妖魔がはびこる世界のダークファンタジー

・半人半妖の女戦士”クレイモア”たちが妖魔と戦う

感想のようなもの

妖魔の血肉を取り込んだ半人半妖の戦士”クレイモア”が妖魔と戦うストーリーであるが、”クレイモア”は力に取り込まれてしまうと妖魔を超える力を持つ”覚醒者”となってしまう。主人公クレアは自らを救ったかつてのNo.1クレイモア”テレサ”の命を奪った”覚醒者プリシラ”への復讐の為にテレサの血肉を取り込み自らクレイモアとなった。

第1話は妖魔に家族を惨殺された少年ラキを妖魔から救い、町から捨てられたラキを救たことから、ラキに慕われ旅を共にするようになる。妖魔を倒す任務をこなしていくうちに、2人の間に不思議な絆が芽生え、ラキは恋愛感情のようなものを抱きはじめる。
しかし、覚醒者となりかけたことのあるクレアを”覚醒者”として倒そうとする者が現れ、逃げる際にクレアとラキは離れ離れになってしまう。

以降はクレアの復讐のストーリーがメインで進行しつつ、時折ラキの状況が差し込まれる形になる。

プリシラの情報を探りつつも任務にて他の”覚醒者”と戦う中で、自らの弱さを知るクレア。強くなりたいと願うあまり”覚醒者”に近づいてしまう。

「遠い、まだ何もかもが遠すぎる。」17話クレア

覚醒しかけてしまったことのある他のクレイモアたちと誓いを立て、それぞれ戦いに赴く。
この、覚醒しかけてしまった状態のときにクレイモアたちは人の意識があるうちに自ら殺されることを願う。何度観ても苦しくなってしまう。

強靭な敵との闘いで知るプリシラの行方。成功率がゼロといわれるような絶望的な戦いに仲間とともに赴くことになる。

「生存の道を力づくでこじ開ける。それが我々に残された僅かな可能性だ。」19話ミリア

全体的に画面が暗く、陰鬱な気分にさせられてばかりであった。
人々に襲われ、忌み嫌われつつも自らを犠牲にして妖魔を倒す”クレイモア”。強さを求めればいずれ”覚醒者”となってしまうという悲劇的な存在は悲しみにあふれている。
シンプルな物語ながらも美しく描かれる苦しく辛い”クレイモア”たちの戦闘は、観ていてしんどかったが、どうなるのか、救われるのか、復讐は果たされるのか、結末が知りたいという一心で完走した。

放映当時は原作が完結しておらず、原作とは異なるオリジナルエンドとなっているようで、不完全燃焼だと思った。(原作未読)

好きポイント

・物語のシンプルさ

・恩義に熱いジーン

・クレイモア同士の関係性

こんな人におすすめしたい

・シリアスな物語が好き

・グロ耐性がある



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