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『亜人ちゃんは語りたい〈全12話〉』感想メモ

見出し画像出典:亜人ちゃんは語りたい(アニメ公式サイト)

こんな感じの話

・妖怪や怪物など人間とは違う性質を持った”亜人”がなじんでいる世界

・生物教師が亜人ちゃん達とくりひろげる日常学園コメディ

感想のようなもの

亜人に興味があったが一度も出会ったことがなかった生物教師の高橋先生は、ある年に入学してきた生徒と赴任してきた教師の亜人ちゃん(デミちゃん)と出会う。亜人に興味津々の高橋先生は、亜人ちゃんたちとの交流を深めていく。
ヴァンパイアのひかり、デュラハンの京子、雪女の雪、サキュバスの早紀絵先生。亜人ちゃんたちは亜人ならではの悩みを抱えており、高橋先生は語るうちに興味だけでなく、教師としての問題解決に力を貸していくこととなる。

亜人ちゃん達はほかの人たちとのかかわり方に迷いがある一方で、クラスメイト達も亜人ちゃん達との触れ合いに迷い試行錯誤していく。

亜人ならではの人とは違う性質をコメディとして描いている部分もあれば、普通の人と同じような性格をコメディとしている部分もあるので、亜人的性質を持った亜人ちゃん達は変わったところもあるけれど”普通の女の子”であると疑問なく思えた。

この作品の世界はほんとうに優しくて、いわゆる”亜人”としての深刻すぎる問題をあえて描いていないのだと思う。
改めてこの物語をみれば、他の人と違う存在が差別を受けないようにはどうすべきか、どのように共存していくかを問題提起している部分もあるように感じるが、さらりと受け流して世界に溶け込ませているので、亜人ちゃん達をほのぼのと見つめ、ぼんやりかわいいと思えたし、暗い気持ちを抱かずにコメディとしてこの作品を楽しむことができた。

ストーリー上にさらっとコメディ要素がのせられた作品なので、亜人ちゃん達が人々との関係性を深めていく成長物語としても楽しめると思う。

原作はまだ続いているので、ぜひ続編のアニメを作ってほしい。
このあたたかい世界の、ほほえましいキャラクターたちの交流をまだまだ観たい。

好きポイント

・キャラクターがかわいい

・早紀絵先生の催淫

こんな人におすすめしたい

・日常コメディものが好き

・まったりしたアニメがみたい

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