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『ドメスティックな彼女〈全12話〉』

見出し画像出典:ドメスティックな彼女(アニメ公式サイト)

こんな感じの話

・先生に恋する小説家志望の男子高生が主人公

・親の再婚で先生とその妹と家族になり恋愛する

感想のようなもの

主人公夏生が初対面の女の子と性行為をしてしまったというところから物語が始まる。学校の先生(陽菜)が好きなのに他の女の子(瑠衣)と性行為をしてしまったことに悩むという流れから始まるが、その瑠衣と陽菜が両親の再婚で家族として同じ家に暮らすことになる。

瑠衣と性行為をしてしまっているという気まずさと、好きな人(陽菜)と同じ家ですごしているという気まずさからギクシャクとした三角関係が形成されていきドロドロするという展開になっていくが、この2人の姉妹はあくまでも互いを大切に家族として思い合っているというのは最後まで崩されない。

「知ってる人は知らない人を見下すようなこと言うじゃん」1話瑠衣

夏生と瑠衣の思春期ならではの不安定さと、陽菜の大人になり切れない心情を描いた物語ではあるが、観ていてとってもむずがゆくなってしまった。

陽菜は夏生との恋はふたりで心中するようなものだと表現し、その覚悟を求めたのに、いざとなると心中ではなく1人で泥をかぶることを選んでいくのだ。なんてひどい人なんだろう。相手想いなのにひどい。

瑠衣は夏生のことを諦めようとするも諦めきれず感情に振り回された行動をとる。芯が強いと作中では表現されているが、そんなきれいなものではないように感じる。思ったことは行動しないと気が済まない。

夏生は陽菜が好きで、不倫がよくないという建前で陽菜を交際していた相手と別れさせて、後釜に座り、家族をないがしろにして陽菜への想いで突っ走る。周りが見えていない青臭さが気持ち悪いとすら思った。

禁断の恋が主人公の周りにいくつかのパターンで現れている作品であり、こじれる恋愛ものが好きな人には大好物だとは思うが、自分には合わなかった。

原作が完結していないこともあり、物語もやや中途半端なところで終わっているのですっきりしない気分である。

好きポイント

・自己中な瑠衣

・ただのいい奴、文哉

こんな人におすすめしたい

・三角関係の禁断の恋が好き

・青臭い物語が好き

(おすすめしない)

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