こうやったらできた PC(Edius)編
映像編集ソフト「Edius」について問題が発生したときの状況について、ざっくり書いて、ざっくり公開しています。理解が不十分だったり、ちょっと間違っていることや表現もあるとご了承ください。
出力したMXFファイルのTCが不連続
問題の発覚
複数のクリップをタイムラインに並べる単純な編集作業をし、結果をMXFファイルへ出力したところ、このMXFファイル内でタイムコードが不連続な状態になりました。CMサーバへアップロードした際のQCチェックで指摘され、発覚しました。
出力したファイルの検証
問題のMXFファイルを再度Ediusへ読み込んで、そのクリップのTCを確認すると、本来00;59;50;00からスタートするはずのクリップが00;00;00;00スタートとなっており、1本のクリップ内であるにもかかわらず、カットが切り替わるたびにTCも00;00;00;00に戻ってしまう状態でした。この状態をもって「TC不連続」というエラーが出ていたようです。
編集していたタイムラインの設定では開始TCを正しく00;59;50;00にしていましたが、どうやらタイムライン自身のTCではなく、編集前の素材のクリップのTCを参照し、MXFファイルに反映させて出力しているようだとわかりました。
出力に関する何らかの設定が誤った状態なのだろうと考え、プロジェクト設定、シーケンス設定、MXFファイル出力時の設定画面をひと通り確認しましたが、出力されるTCに関する項目が見当たらず困惑しました。
解決
問題の設定は、以外なところにありました。
「設定」>「ユーザー設定」>「プレビュー」>「再生」にある、「出力するタイムコード」の設定が、いつの間にか「ソースタイムコード」となってしまっていたようです。これを「シーケンスタイムコード」に変更しました。これにより、出力されるMXFファイルのタイムコードは00;59;50;00から始まる連続したものになり、CMサーバのQCチェックもクリアしました。
まとめ
これまでも同様の編集や出力を行っており、作業者が意図的に設定を変更したことはないのですが、何故か設定が変更されていました。
なにより、最終的な出力に影響する設定が「プレビュー」「再生」の項目に属していることに疑問を感じました。何なら「ユーザー設定」でもない気がします…。