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無形を売るか有形を売るか・算数の壁

私は絵を描いていて、ゆくゆくは絵を思ったとおりの値段で売りたいと思っているんだけど、今現在は主に無形のものを販売して生活している。
プロフィールにも書いたけど大人向けの抽象画を描くクラスを主催している。クラスは無形、形がないもの。
このクラスを主催する前にも、様々な無形のものを販売してきた。当然の流れなのか時代だったのか、起業したい人のサポート業務なんかもやった。
これがもう本当に自分以外の人の起業で真っ先に躓くのが、企画とかマーケティングとかブランディングとか、そういったことに進む以前のこと、算数で躓いてしまう。

そこにはメンタルという底なしのテーマが横たわっていて、算数の問題を解く前に、実は仕事したくないから仕事しようとしてる人が大半なんだということに気が付いた。やる気あります、やりたいです、はだいたい違う。あと意外に多いのは遊びたい精神。なんかやりたいみたいなやつ。

私は仕事が好きなんだと思う。好きじゃなくても面白いと思っていると思う。
だから最終的には仕事をしたくない人の気持ちがあんまりわからず、その辺をなんとかして克服させてあげることはできなかった。だから起業のお手伝いからは手を引いた。
依頼した人たちもまさか自分が実は仕事をしたがってないとは思っていなかったと思う。

それで、そこから先が(メンタルから先)仕事はとんでもなく面白いんだけど、その話をできたことがない。仕事の話をしたくて起業のサポートをしたというのがあるんだけど、話す前に終わってしまった。いやちょっとはできたけど、深く話を掘り下げていくことはできなかったという感じ。

だから書くことにした。

まずは仕事における算数とはなんだと。

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