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奇跡講座は難解なのか

奇跡講座、奇跡のコース(以下コース)は、アメリカの心理学者のヘレンさんが、イエスキリストの声をチャネリングした本です。聞き取りに7年もの歳月をかけたそうです。アメリカでは1973年に出版、日本では15年位前に翻訳本が出版されたそうです。

コースを学ぶ人は、ニューエイジのスピリチュアルからコースに来た方が多く、スピリチュアルの本にコースからの引用があって気になって調べてみた、と言う話を何人からか聞きました。タイトルに奇跡とつくのでマジカルな期待をしやすいこともあるし、実際私も奇跡は気になるワードだったのでした(笑)

悟り、覚醒のための本なのですが、最初テキストは意味がまったく分かりませんでした。読解できなくて、すぐに眠くなるのです。

私は、ゲイリーレナードの「神の使者」を読んで、コースを学びたくなりました。聖霊とゲイリーの対話の本なのですが、私にも聖霊が現れていろんなことを語り合いたいな~!と夢見て、ウキウキワクワクして、学びのスタートを切りました。

まずワークブックから初めました。
レッスン1を読んだ時、「えっ!?」と頭を殴られたような衝撃と共に、「何これ、思っていたのと違う. . . 」とガッカリしたのでした。

ワークブックは、その日のレッスンの主題概念を、自分の生活に当てはめて実践することで学びが深まっていくのですが、ほとんど当てはめることをせず、せいぜいその日のレッスンの主題概念を思い出す程度で、(ひどい時は、今日のレッスン何だっけ?思い出せない. . . )ワークブックは朝晩の読み物のようになっていました。

それから約2ヶ月後に、「喜びの感覚」しか感じられない状態で起床しました。

それは、今まで感じたことのない「至福」の状態でした。何がどうなっているか理由はわからないけど、喜びだけしか感じられませんでした。朝から夕方までその状態でしたが、息子に話し掛けられて、その言葉に私の自我が反応をして、至福の状態は一気に引いてしまい、いつもの私に戻りました。

それが一瞥体験と呼ばれるものだと後から知りました。私はもう1度その状態になりたくてたまらなかったのですが、自力で起こしたものではないので、その状態にはなれず、とても虚しい気持ちで過ごしていました。

あの時は、自我が消えていて、本質の私が現れていたのだと思います。

コースは、自我が何なのかを、自我の性質を、これでもかと鋭く暴いています。そこまで言わなくても. . .。と、自我の肩を持ちたくなる気持ちにもなりますが、2度と自我を選ばないように、めったくそ書いてます。そして救いは、
あなたは自我ではないと書いてあります。

じゃあ何なのかと言うと、
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レッスン110
【私は神が創造したままの私である】

*このひとつの概念だけでも、もしあなたが真実だと信じるなら、あなたと世界を救うに充分である。

*あなたの心の奥深くで、内なるキリストがあなた自身として認められるのを待っている。彼が認められず、知られないままでいるうちは、あなたは道に迷ったままであり、自分自身を知らない。(本文より抜粋)
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コースは、本当の私を思い出す道です。

聖なる神の子だという真理を思い出す時がゴールです。

ようやく、それだけが私の望みです。と思えるようになりました。学習6年目です。(年数はあまり関係ないように思います)

この道は、ひとりで歩むにはあまりにも険しいので、学びの友が必要だと私は強く感じます。  

私は、自我の激しい抵抗に、何度もコースを辞めたくなりましたし、実際に1度辞めました。

学びに戻ってこれたのは、聖霊の導きと、優しい友人たちのお陰です。

自我を自分だと信じて生きてきた私には、真理への道が分かる筈はないのだから、聖霊に教えてもらうために退き、毎瞬毎瞬語りかけてくれている、聖霊の声だけを聴くことに集中したいと思います。













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