奇跡講座/世界からの脱出
奇跡講座を学んで以来、私は相容れないふたつの世界を行ったり来たりしている。
奇跡講座を学ぶ前は①だけだったのが、
②の視点が現れて、②の時は穏やかで平安で世界には何の問題もない。
静かなハートの中心にいて、温かさに包まれている感覚。他者の言動にも反応が起こらず何も掴まない。とても平和なので、ずっとこの感覚の中に居たいと心から望んでいる。(はずだった・・・)
でも、いつの間にか外れてしまう。
長年連れ添った①に戻ってしまうのです。
①の私は、不足感でいっぱいで、その不足感を埋めてくれる何かを求めて、世界をあてどなくさ迷い歩いている。(①だけしか知らない時は、その自覚すらなかったのです)
この死にそうに巨大な欠乏感を埋めたいのだ。
この世界しか知らない者は、この世界の何かでそれを埋めるしかない。
買い物依存、薬物依存、ギャンブル依存、恋愛依存、アルコール依存、他にもあるかな?
スピリチュアルジプシーなんてのもある。
私も金銭的に余裕があれば、きっといろんなスピリチュアルに走りお金をつかいまくっていただろう。
依存性、今ならすごく理解できます。
この世界の何かでは、決して埋めることの出来ない、巨大な欠乏感。
それは、内なる神との出会いのみが、その欠乏感を埋めてくれる。
死にそうな欠乏感、悲しみ、怒り、惨めさ、この世のすべての苦しみが、大いなる存在の無条件の愛の中に優しく溶けて消えていく。
私はずっと、この愛だけを求めていた。
この愛の中にいれば安心なのだ。
だったらずっと居ればいいのだ。
なのに、また出てしまうのだ。それは、
「はい、今から出ますよ~!はい、出ましたよ~!」とハッキリ分るものではない。
いつの間にか、すっかり①に戻ってしまっている。(①自我と一致して見ている世界)
これは多分、私の中の癒されてない部分がそうさせるのです。
これだけ聖霊(内なる神)に癒されても、まだ自我意識は、世界に探しに行きなさい!!
と、私に強く命じてくる。
以前から私には願いがあって、それはもう叶わなくてもいいと思っているのだけど、自我は、そこをつついてくる。
死ぬ時に後悔するよ!と言って、この世界で戦って掴み取るように背中を押してくる。
あるいは、おもしろおかしく楽しくGETする方法があるに違いないから、探しに行きなさい!と命じてくる。
その強烈な呼び掛けに、何度も腰を上げたのだけど、毎度モチベーションが続かず、うまくいかない。
②にいる時、この世界にいるけど、この世界にいない、そんな感覚。いつものように働いているけど、「私」がいない感覚。思考は静まっていて判断が起きません。判断が起きないと言うのは、赤信号を渡り危険!とか、そういうことではなくて、自我による他者の言動への反応が起こらず、平安にとどまりそこから感情が動かない状態です。(②聖霊と一致して見ている世界)
②にいる時は、世界から手を離しているのだと思います。①にいる時は、世界をガッチリ掴んでいます。
そして、①と②は決して交わらない。
真逆だからです。
①自我と一致して見ている世界
②聖霊と一致して見ている世界
心から②だけを望む時、残りのカルマも、インナーチャイルドの傷も、見事に消え去るのかも知れません。
(注・・コースにはカルマやインナーチャイルドは出てきません。私が固く信じているだけです。)
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レッスン128
私が見ているこの世界には、私が望むものは何もない。
レッスン129
この世界を超えたところに、私の望む世界がある。
レッスン130
二つの世界を一度に見ることはできない。
奇跡講座下巻 受講生のためのワークブック
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お読みくださりありがとうございました。
Blessings.