字のごとき嫗(おうな)
萎びた手石で飾らず内からの気品香りし字のごとき嫗
しなびたていしでかざらずうちからのきひんかおりし
じのごときおうな
教会には色々な人がいます。「聖人」はひとりもいません。
自分の力では償いきれないものを、神が代わりに償ってくださった。
そのことを知らされ、そのことを信じた人たちが、
とてもすっきりとして、「自分は赦された罪人だ」と上を向く場所、それが教会です。
私が大好きなおばあちゃんは、北米の高齢の女性には珍しく、大きな石の指輪やネックレスなどを身につけません。
いつも穏やかに微笑んでいて、会うたびに、柔らかなハグで私のことを喜んでくれます。
先日、「嫗」という漢字を目にしたとき、この方と、この聖書のことばが重なりました。
品の良さを内にもつ女性、その気品が、そっと香り立つような。
こんなふうに齢を重ねられたら、と憧れます。
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