【03/17夜】緑のお祭り「セント・パトリックス・デー」
この日、ひとりMdinaから帰ってくると、20人越えがステイするスチューデントハウスにはひとりもいなかった。
そうだ、この日は緑のお祭りとも言われている「セント・パトリックス・デー」だった。
キリスト教をアイルランドに広めた宣教者パトリックスという人の命日のお祭りらしいのだけど、とにかくこの日は昼間からグリーンのサムシングを身につけ、ビールを飲み、街全体がお祭り騒ぎとなる日だった。
(ちなみにグリーンはアイルランドのシンボルカラーだとか)
つまり、18時頃に帰宅した時にはすでにほとんど全員それに出かけた後だったのだ。
完全に乗り遅れた、と凹んでいるところに別の用事で出かけていたフラットメイトが帰ってきてくれたので、すかさず誘って様子を見に行くことに。
向かったのは、近くで1番盛り上がっているというサンジュリアン。人混みは苦手なので街の様子を見渡せる歩道橋に。近づくほどにどんどんという地響きのような音とお祭り特有の騒がしい雰囲気は感じていたけれど、実際覗いてみてびっくりした。
・・・・。
見渡す限りの人・人・人。奥の奥の方までずーっとこれが続いている。
さすがにこれは想像以上。マルタのほとんどの人が集まってきてるんじゃないかと思ってしまうほどに人が集まり、隙間なく群がっていた。
写真は暗すぎてわからないけれど、みんなグリーンの帽子を被ったり、飾りを持っていたり。そして片手にはビール。
流れる音楽に合わせてリズムを作り、時には合唱し・・・という感じ。
絶対にこの中には混ざりたくない、とは思ったけれど、街全体でこんなに一体感持ってどんちゃん騒くこともめったにないよな〜思いながら眺める分には、とても楽しかった。
たまには、こんな風にただ流れに身を任せて音楽に乗り、お酒に酔うのもいいかもしれない。
何より、みんなが本当に楽しそうな表情でいるのが印象的だった(お祭りだから当たり前なのだろうけど)。
真下にはDJブース。こちらも格好良かった。
時折、わたし達でも知っているような洋楽が流れたりして控えめながらも歩道橋の上からそのお祭りに参加させてもらった。
結局30分ほどの滞在時間だったけれど、ものすごいエネルギーと開放感を感じたおかげかすごくすっきりした気分だった。
帰りに出会った猫