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【03/10】港町・マルサシュロックの日曜日。
マルタに来て最初の週末。
日本を経つ前、残念ながら予想より少し早めに来てしまった花粉。逃げ遅れて喉を痛めていたおかげと、それに相まってマルタのちょっと埃っぽい空気と乾燥にやられて1周目はほとんど熱で寝込んだ。
だけどとてもよく晴れた日曜日は随分と気分も回復していたから少し早めに出発して、日曜の朝市が行われるマルサシュロックへ。
バスを乗り継いでたどり着いたそこは、想像以上にカラフルで、ローカル民や観光客で賑わっていた。
まるで計算されたかのような配置
マーケットが続くその横に連なるのはマルタらしい平らな住居。ただここのドアが、どこよりもカラフルで案の定露店の商品よりもこちらに気を取られていた。
一歩マーケットの中に入れば、今度は意識はそちらへと引き込まれる。海沿いギリギリに並ぶ露店の間を縫うように歩きながら、バッグ・靴類・衣服・アクセサリーなどのファッションアイテムに、パスタ・ソルト・ハニー・ミラー・マグネットといったお土産品、それから獲れたてであろう魚介類やスイーツなどさまざまなものが出店されていてとても楽しかった。
やたらと試食を進めてくれるおじちゃん
魚を上手に捌く少年。
ただ、やっぱり露店の間からちらちらと覗くその先の景色が気になる。少し進むと見えてきた露店の切れ目、突き出した部分に出た時、目に映った世界と言ったらもう...!
ここはマルタ。そう、マルタなのはわかっちゃいるけど、マルタの漁師町ってだけでは収まらない、「どこなのここ、」というレベル。映画に出てきそうなエキゾチックさと、もっと果てのリゾート感とトロピカルな世界をかき集めたかのようだった。
ある程度歩けば、時間もお昼時だしお腹もいい具合に空いてくる。マーケットを抜けて道路を挟んだレストランの方へ足を向ける。
この日はとても暑くて晴れ渡った空の下、みんなお腹が空かせるだけではなく涼をとりたくなる頃合いだったからか、どのテラス席もいっぱい。しばらく歩いてやっと見つけたテント下の席を陣取った。
マルサシュロックで食べるならシーフードが美味しい、と誰かが言っていたけれど、結局食べたのはたっぷりチーズのピザと、気持ちばかりのシーフード「ボンゴレ」。
席についてから20分ほど待たされてもう空腹も限界だったところにできてたピザ。具沢山でそこそこにずっしりしていて大満足だった(もしかしてそういう戦略だったんだろうか)。
たっぷりと味の沁みたボンゴレも美味しかった。なんていうかスープに日本人が好きな「うまみ」があったと思う。麺の太さも細すぎず太すぎずつるっといけた。
そのあとはまたマーケットを見ながら来た道を戻ったんだけれど、最後まで終始目線を引くものがちらちらと隠れていて、最後まで飽きない街だった。
ただ1つだけ心残りがあって、それはマーケットの最後まで行くとあるというクレープが食べられなかったこと。数ヶ月の滞在中5回もそのクレープ屋さんに通うひとがいたほど、美味しくて、おじさんがいい人と口コミだったんだけど、結局あの時途中でひきかえしちゃったし、そのクレープにはありつけなかった。
そのおかげで、いまだに「クレープ食べたい」欲がおさまらないので、行く機会があればぜひ食べておくことをおすすめします。
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