「基礎」ってやっぱり大事なんだな

この間インスタのリールで
とっても雰囲気のあるロン毛のおじさんが流れてきて。
(おじさんと呼ぶには若かったかもしれない→うろ覚え)

どうやらその方はデザイナーさんらしく(見たまま)、
服作りの裏側から、実際のショーの場面、
最後に出ていくデザイナーさんの姿がガーッと納められていて。

そのリールは服飾系の専門学校のものだったのだけど、
最後のインタビューみたいなところでそのデザイナーさんが言うわけです。「皆さん、基礎をしっかり学んで」と。

基礎をしっかり学んで、しっかりとした基盤を作ってから
そこに自分の感性を肉付けして行くんだよ。
と言う彼のメッセージを受け取ることができました。

スポーツでも、基本的なフォームが大事。
それが自分のものになるまで何度でも何度でも練習する。
走り方、ラケットやバットの振り方、
パンチの打ち方、あちらこちらがきちんと動くような体のほぐし方。

例えば職人さんでも、基礎を徹底的に教え込まれる。
お料理屋さんとかではひたすらにキャベツをみじん切りしていたり
食材の下拵えをしていたりして。

家だってそう。
基礎がしっかりできていない家は脆く、
ちょっとした事でも、何かあった時にあっさりと崩れてしまう。

「いや、そんな当たり前のこと!」
って思うかもしれないけど
少なくとも私はそのリールで自分を顧みることができた。

私達はその基礎・基本がしっかりできているだろうか?

基礎や基本をすっ飛ばして
いきなりオリジナリティを出そうとしていないだろうか?

基礎や基本を学ぶ事って一見とても簡単なことに見えたりする。
だからとても退屈で、最初こそ一生懸命やるものの、
だんだんと刺激がなくて飽きていく。
だけど、実はすごく奥が深いんだよね。

人は個性を出したがる。
誰にも真似できない自分になりたがる。
そのためには基礎がしっかりできていないと
それを発揮することは難しい。

何かを成し遂げるためには『1万時間の法則』のように
時間をかけてコツコツとやっていく努力が必要なんだなぁと
しみじみ感じた出来事でした。

近道なんてないんだよね。
その努力こそがきっと最大の近道。

このままボケっと人生が終わっていくのは嫌だな、
何か自分の中に誇れることがほしいな、
と思う私は、何かにコツコツ頑張れる人をとても羨ましく思うし
憧れる。

私も何か頑張りたいぞー。

※ちなみに、『1万時間』にはいろんな見解があって
本当に1万時間必要か?とか、
1万時間かけたら本当に何か成し遂げられるのか?はまた別のお話。


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