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4月の振り返り(イベント編)

4月の前半は仕事納め、後半は有休消化期間で「東京でやり残したことリスト」を埋めていた。
お世話になっている友人や先輩を訪ねて送別会やごはんをご一緒したりもして、一つ一つがかけがえのない思い出だが、書ききれないので心に大事にしまっておく。

好きな町には2回行った

原付さんぽ
友人が原付を買いたいというので、練習がてら埼玉をのんびりツーリングした。道の駅川口・あんぎょうで植木を眺めてカレーを食べ、桜の盛りだったので急遽公園へ向かい、河川敷で花見をしながら色々な話をした。

有名な建築家が手がけたという道の駅

お互い30歳になる歳で、まだ若いけれどそれなりに年月を重ね、揉まれ、悩み、自分なりに今後の方向性を定めるタイミングみたいで、何だか楽しいだけでなくしみじみ噛み締めたい1日だった。
私はバイク乗りだが原付に乗るのは初めてで、バイクより取り回しがしやすく自転車感覚でより遠くへ行ける原付の魅力を知れたのも良かった。

ジョルノ可愛かった


恩師の学校へ授業

中学校の恩師に今年で年賀状をやめる連絡をしがてらLINEのIDを伝えたら、まさかのご連絡をいただけた。これも何かの縁、と会社の同僚が頑張っている中学校向けの取り組みを紹介したら興味を示してくれて、恩師がいま働いている学校へ授業をしにいくことになった。
私にとってはプチ同窓会で、びっくりするほど中学時代と同じ感覚で恩師とお話できたのがとても嬉しかった。15年経って恩師も色々あったはずだが、見た目もツボを突くシニカルさも全然変わっていなくて懐かしすぎて笑ってしまった。
今は私の同級生の数人と飲み友達になっているそうだ。そういう関係性もあるんだなと新鮮で、これからたまにお会いできるよう機会を狙っていこうと思う。

中学校の校庭も懐かしかった


ツーリング(足利、桐生)

仕事関係の人から器が好きなら、と勧められた足利の栗田美術館へ行った。面白いがけっこう渋い趣味でうーんと思っていたら、向かいのあしかがフラワーパークで藤が満開だと知り立ち寄ってみることにした。
これが大正解だった。大小も色も様々なたくさんの藤が咲き誇り、紫のレースのような花がさらさらと風に揺れ、辺り一面に甘い香りが立ち込めていた。マルハナバチだろうか、丸々としたハチがのどかに飛び回っていて、早朝など人がいない時間は天国のようだろうと思われた。

藤の大樹

不勉強で知らなかったが、あしかがフラワーパークは藤では世界的にも有名な名所らしい。本当に素晴らしかった。

帰りに1時間ほど遠回りして、気になっていた桐生の和菓子屋さんでキュートな上生菓子も買えて大満足な1日。

群馬のゆるキャラ、ぐんまちゃん


誕生日
30歳という節目の歳、また関東から関西へ居を移す転換のタイミングということで、以前展示を見て心打たれた写真家のトナカイさんに肖像の撮影を依頼した。
友人と一緒に買った一丁羅を着て、4年間お世話になった大好きな町をゆっくり歩きながら、デジカメと一眼で写真を撮ってもらった。本当は撮られるのは苦手だから引き攣った顔になっていないか心配だけど、トナカイさんのお力でだいぶリラックスして時間を過ごせた。
たぶん5月末くらいに届きそう、楽しみに待っている。

写真を撮られながら写真を撮った


そのあとは、引っ越しに向けて開店したなんちゃってバーチャル古本屋「古書・白樺」の商品受け渡しをした。人生で一度古本屋さんをやってみたかったのだ。といってもやったことはシンプルで、手放すことにした本をスプレッドシートでリスト化し、値段をつけて、お金か「わらしべ」という物々交換で支払えるようにしたのだが、取り組みに興味を持ってもらえたのか本のニーズが合ったのか、蔵書の半分近くが旅立っていった。本当にありがたい。
この日あった人は初対面で、心理学を勉強しているそうだ。学生時代の専門分野の古典的名著を価値を感じる人に渡すことができて大感謝。おまけに初の「わらしべ」でサカナクションのDVDと自主制作のCDという豪華な交換をさせていただいて恐縮だ。早くプレイヤーを買わなきゃ…。

嬉しすぎて写真を撮った


最後に、カレー好き(尊敬を込めてカレーオタクと呼びたい)の先輩に教えていただいたスパイス料理屋さんに行った。本当にお店があるのか心配になるような緑の茂る小道の奥にある家屋で、庭の見える席で贅沢な時間を過ごした。
料理は創意工夫に富み、スパイスの奥深い刺激がありつつ上品な味わいでとても美味しかった。けれど高級レストランかホテルに来たかのような丁寧で気持ちの良い接客がいちばん印象的だったかもしれない。いつかまた行きたいお店だ。

春の終わりの夜風を浴びながら


推し動物

伊豆シャボテン公園が40周年で入場無料だったのではるばる出かけて行った。仔カピバラがたくさんいて見ていて飽きなかった。春の疲れか若干グロッキーで途中で仮眠を挟んだりしたが、それはそれでエリアを絞ってのんびり観察に徹することができるので悪くない。

西洋絵画のように憩うクジャクたち


イベントの多い月でまだまだ書きたいことがあるけれど、この辺で。

生活編へ続く。

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