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大学生のタイパ就活に思う

現在、社会科学と人文科学(いわゆる文系)の学部生に対する新卒一括採用において、多くの企業は学生時代に「知性を磨いた」学生に対して冷たい。

文系学生の総合職採用では、学生時代に何を一生懸命学んで研究したのかについてエントリーシートや面接で真剣に検討されることは少ない。

企業は、社会科学系や人文科学系の学生を採用する際に「あなたが最も勉強した専門分野は?」ということをもっと問い掛け深掘りする姿勢を持っていいのではないかと思う。

それが問われないなら、大学生は勉強や研究に力を入れるよりもアルバイトやサークル活動に勤しんだ方が、就活に対してタイパが良いと考えるのは当然だろう。
※タイパ:タイム・パフォーマンス(費やした時間に対する成果)

採用活動を行う企業側も「大学生の本分は知的成長を求めること」だと学生に伝えほしい。また、間違っても「大学は社会勉強のために遊ぶところだ」なんて馬鹿げた旧い昭和の価値観を伝えないでほしい。

真面目に勉強した学生が割りを食うケースをたくさん見てきたキャリアカウンセラーの私からの提言です。


「大学は社会勉強のために遊ぶところだ」なんて
馬鹿げた旧い昭和の価値観を学生に伝えないでね


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