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なんで人は人を知りたがるのか
たぶんこれはぼくの一生をかけて答えを出したい難題のうちの1つだと思う
自分も含めてだけど人はお互いを知りたがる傾向にある気がする     なんのために人を知るのか
もっと言えばなんで人生の通り道にいる他人の心の内とかステータスとかプロフィールを知りたがるのかってこと
機嫌とろうと必死になって精一杯頭使って他人に合わせて共感してる素振りを見せて自分が相手にとって害がないということを証明するのにまた必死になって     そうやって人と人とは繋がっていく   浅い絆をつくりだす    薄っぺらい友情を生み出す   
そんな人間の見苦しい習性を疑うことなく行い、それを正しいと思い込んで孤独こそが哀れ、惨めであり悪     人との関係性をつくりその小さなテリトリーの中で友達ごっこだとか恋人ごっこだとかをする極めて「人間らしい」ことをするのが正義     そう思い込んでる奴が1番嫌いだ      そのはずなのに結局は自分もどうせその狭い狭い牢獄のような輪の中に含まれてるんだって思うと空虚感に苛まれる

こうなったのはいつからだろう
何をやっても    やってる時は楽しいと思えても終わってしまえば謎に空虚感に苛まれた
何かしらの趣味だとか特技だとかがあればそんなことなくなるんだろうけど    そんな単純に趣味だの特技だのが見つかるわけが無い
何をやっても中途半端   絶対になにかの一番、そして誰かの1番にはなれなかった
誰でもいい    誰かの心に残りたい    誰かの記憶の片隅にいたい     いつでも自分の事を考えろなんて思ってない    いや本当は思ってるのかもしれない心のどこかでは    けど今は   今はそんな贅沢なこと言わないから1ミリでもいい   1ナノメートルでもいいからふとした瞬間に思い出して欲しい    ぼくの存在を   ぼくの言葉を    
そーやって人の記憶になれるような人になりたい     こーやって考えてる時点で自分もモブのうちの1人であり村人Aなのかもしれない    その他多数の人間であり特別にはなれないのかもしれない    
けど誰かの特別になりたいって思うよぼくは

冒頭の話に戻るけどなんで人は人を知りたがるんだろうね    
共感したいのか    仲間を見つけたいのか
なんだか知らないけど人によって違うだろうけど    ぼくは上にあげた2つに当てはまる気がする




こうやってふとした瞬間に見つけた疑問がふとした瞬間に解決出来るのってちょっと楽しいかもしれないね

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