見出し画像

食欲の秋  昔々安価な食材

 実りの秋、安くてたくさん食べられて、保存が効く食材を昔?は選んで食べていた。コンビニが普通に身近に存在する様になってからか?食材選択に季節感が無くなった気がする。きっとそうでは無いだろうけれど、自分の感覚では時期的に連動している。

 終戦直後、昭和20年代、1940年代あたり、父は父を亡くし母、姉、父の3人暮らしだった。とても貧しく、日々の食事にも苦労していた。食材に困ると、よく山に松茸を取りに行かされた。そう、
その頃、松茸は父の住んでいた地域では、山に行けば普通にいくらでも取れる食材だった。今では国内産の松茸だけで腹一杯食べられることはないだろう。1本1万はくだらない。たま〜に、食べるが、シンプルに焼いてスダチ醤油が1番!歯ごたえといい、香りといい、、、あぁぁたまらない。松茸の土瓶蒸しも捨てがたい。。。天麩羅も。。。

 秋の食材として、思い出深いのは、といっても今でも食べるが頻度は昔に比べてグッと減った。秋刀魚、そう、さんまだ。『ドカベン』というマンガがあって、詳しく端折るがw、主人公の山田太郎の家は諸事情で貧しく、いつも七輪でさんまを焼いて食べていた。お金持ち友人、岩鬼正美(巨体の男)は安すぎる食材のさんまを食べた事がなく山田太郎の家でさんまを食べて驚嘆の叫びをあげる、そう安すぎるのに美味いのだ。秋には、脂が乗ってサイズが一番大きくなる時期、なのに旬なので安い。特価!五匹 100円くらいのイメージ。1番の食べ方は塩焼き、そう七輪で焼いて食べるとハマる。子供の頃の私は、前述のマンガを見て、親にせがんで七輪を買ってもらい父に教わり、私が裏庭で焼いていた。(前述の松茸も七輪で焼くと美味い) 焼く以外には、刺身や甘露煮、燻製。そんなさんまもいつぞや高くなってしまって。。。私のイメージではどんなに高くても100円未満、プレミヤ価格の今、わざわざ買って食べなくてもとは思うものの、松茸と同じ、旬の時期、たまには食べたい物だ。

今年は少しお安くなった秋刀魚、でも小さいよねぇ、、、

いいなと思ったら応援しよう!

jaguar
ありがとうございます。