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エジプト旅行記⑩ カイロのイスラム装飾の宮殿に行った 【2024/1/12〜28】

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1/23  マニエル宮殿

カイロのロダ島にあるマニエル宮殿に行った。

この宮殿はムハンマド・アリ・タウフィク王子が建てた。これでもか!というぐらいのイスラム内装だ。偶像崇拝しない代わりに、床、壁、天井、家具、調度品などすべてに渡って隙間なく施された装飾の中で多分トランス状態になることに宗教的な意味を求めていたのではないかと思いたくなるような内装である。

「白鳥」で有名なフランスの作曲家サンサーンスもタウフィクと親交があり、エジプト訪問の際にこの宮殿を何度となく訪問し、作品にもエジプトを含む中近東趣味が反映されている。そこには西洋の物質文明への批判の目もあったという。

すべての部屋が開放されていなかったのが残念だったけれど、その独特とも言える装飾美の一端を写真でお伝えできればと思う。

橋を渡り右側がマニエル宮殿
入り口の門
振り返って通りを見る
もうここから装飾が始まっている
敷地内に入り、入り口のある長屋門を見る
モロッコのミナレット風の時計塔
宮殿敷地内のモスク
モスク入り口
モスクの創立銘板
モスクに携わった芸術家や職人の名前
ムカルナスには見えないが細かい


モスク内に入ろう。

豪華なミフラーブ
メッカの方角を示す
豪華なミンバル(説教台)

モスクから庭園をしばらく歩くと邸宅に着いた。

外観は意外とさらりとしている
玄関からもうすでに装飾渦が始まっている
噴水のあるホワイエ
2階に上がれなかったのが残念!
Muḥammad ʿAlī Tawfīq
女性は狭いこの部屋に
居なければならなかった

2階のモロッコホールとシリアホールが見れなかったのは残念だった。再訪を果たしたい。徹底的に突き詰めたイスラム装飾の邸宅を後にして青空の下の緑の庭園に出たら、なんだかほっとした。紙パックのジュースも美味しかった。

ムハンマド・アリ王朝を紹介する別の建物もあった。一番奥にムハンマド・アリの肖像画があり、左右に歴代のパシャやケディブの肖像画が展示されている。

ムハンマド・アリ・パシャ
イブラヒーム・パシャ
アッバス・パシャ
ムハンマド・サイード・パシャ
ケディブ・イスマイール
ケディブ・ムハンマド・タウフィーク
ケディブ・アッバス・ヒルミー2世

庭園も工事中の場所があって、入れないところがあった。
あと狩猟博物館があり、ファルーク王が狩猟した獲物の剥製が展示されていた。

夕暮れ時、ロバも食事時間


そういえば、そろそろお土産買いに行かないとなあ、なに?オーガニック商品専門店で良さそうな店があるって?明日行ってみようかな?

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