幸せを目指したい
パートが正社員になるための就職活動は「就活」なのか「転職」なのか毎度ギクシャクするが、とりあえず「転職」と表記。
6月上旬から全力で転職活動から逃げ、無料漫画を読み漁る現実逃避をしていた。7月に入り「こんなことやっとる場合か」になり、漫画のアプリや、ポイントもらうための色水ゲームアプリを消し、自己啓発的な本を読んだりし始めた。
やりたいことを100個書き出してみる。いや、まだ100個に届かない。自分の輪郭を書き出すような作業に抵抗感があり、なかなか進まない。あと5個が埋まらず、ぎいぎい唸る。
そしてまた漫画を読み始めた。意思よわよわ。相手は厳しい現実なので、逃げつつ、振り返りつつ、少しずつ向き合っていく。
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誕生月なので欲しいものリスト内から何か購入することにした。かなり前から読もう読もうと思っていた風の谷のナウシカの漫画をポチる。
ワイド版の大きさに一瞬ひるむが、薄かったのでサクサク読めそうだと休日の午後から読み始める。けれど、中身が濃厚だし薄くてもページが大きくて全然読み終わらない!内容が濃密すぎる!
息切れしつつ夜に読み終わるも、内容は1割も理解できていないような気持ちになった。なんか、すごいもの読んじゃったな…すごいな…と語彙力がめきめき減る。
何度も読み返して、少しずつ理解できたら嬉しい。ひとまず映画をまたじっくり観ることにした。久々にいい買い物をした。
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今の上司は不機嫌で人間をコントロールしようとする人間で、目を合わせないし、聞き取りやすい声を出そうとしないし、男性に対して怒鳴り、自分のやり方以外は認めず、他者を馬鹿にする態度をとる。
以前から職場での態度として問題視していたが、今日はドカドカ連続で降り掛かってきたのでアタマにきた。朝礼で一言を言うアホみたいな時間があるので、私が「気温が高くなるのでこまめに休憩をいれて…」というのを「気温が暖かくなる」と聞き間違えたようで「熱くなる、でしょ」だのなんだのと言ってきた。訂正するのも面倒なので適当に流した。そのすぐ後、作業が終わったと報告しても返事もせず、次の作業に移っていいか確認をすると目を合わせずぼんやりとしか返事をされなかったので、ひとりになったとき「態度悪すぎだろ」とキレた。キレて、すごく悔しくて、そして悲しくなった。こんな職場のために、と悲しくなる。
だいふくを看取れなかったのはその日出勤だったからだ。こんな職場に来るために、私は大事な存在との大事な時間を失った。もちろん私の判断力の無さが原因だ。生きものがいつ旅立つかはわからない。でも、やっぱり、こんなところのために、という思いが強く強く湧き出て涙があふれる。
私は優先順位を間違えた。仕事は当日突然休んだってどうにだってなる。どんな仕事であろうと!
1ヶ月ほど介護の日々が続いていた中で、かなり状態が悪そうなだいふくを見て、私は、確かにあの日、今日かもしれないと思った。でも、母も父もいるし、出勤だし、なんて言って休めばいいか分からないしなどとグズグズ考えて出掛けて、だいふくとそれきりになってしまった。本当に、なんて最悪な判断をしたんだろう。
無職の期間が長くあり、仕事を休むことに抵抗感が強かったのも原因のひとつだろう。上司が苦手でどんな理由であろうと接触をなるべく避けたいと思っていたのもそうだ。情けない。情けない。
お別れが今日かもしれないと思ったのだから「家族の体調が悪く付き添いたいので、申し訳ないのですがお休みをいただきたい」と電話をして、腕に抱いて熱を分け、声をかけて安心させてあげればよかったんだ。ほんのすこしの勇気を出して、だいふくのことを考えた全力の行動をすればよかった。
自分の考えを素直に出力できるようにならないと、私はまた後悔することになる。そのためにはどうしたらいいのだろう。
もっと自信をつける、自分のことをもう少し好きになる、ちいさなことでも自分に寄り添った決断を重ねていく…そうしたら素直な人間になれるのだろうか。
twitterで見かけたジェーン・スーさんの言ったという「自分を不幸せなところに置いたままにしない。自分で選択したことの責任を取る。大人の責務はこの二つ。」という言葉と、大豆田とわ子での「だから人生には二つルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない。人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる」小鳥遊さんの台詞がくるくる巡る。
とりあえず、職場を変えよう。ここにいても私はモヤモヤがつのるばかりで、グレてしまう。
変化は怖い。自信もないし。また失敗するかもしれない。でも、それでも、転職がんばるから!あきめらないから!見ててね!だいふく!いや、見てなくていい、時折私の指を甘噛みをしてくれ!私の手はいつでもきみのものだから。そしたら、私はきっと進んでいける。進んでいきたい。進みたい。幸せを目指したい。