画面いっぱいのLINE
金曜ロードショーで「すずめの戸締まり」を観た。以前から友人に「セリザワ絶対好きだから観て」「セリザワでウワーッてなるシーンが必ずある」「セリザワはいいぞ」と暗示まがいのことをされていたので、気合を入れて観た。結果、芹澤はめちゃくちゃ良質な沼だったわけだが、芹澤を抜きにしてもロードムービーとして最高に楽しめた。
「君の名は。」は映画館で観た。すさまじい音楽の力と映像の美しさで楽しめたけど、三葉の乳揺らし過ぎだなと感じてから女性の描き方がなんとなく嫌で、手放しで好きにはなれなかった。次作も観ず。
今作を観なかったのはそういう理由と地震を扱った映画という理由からだった。今回家で観ていたときも、アラートがなると身体が強張るのか、CMや場面の転換で脱力感が強く、息をうまく吸えた感じだったので、暗闇で音が大きく響く空間で観るのは、かなりしんどかっただろう。惹き込まれる作品だったけど、ダイジンたちが悲しすぎたのもあり、また観れるかは分からない。
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兄夫妻が連休で訪れ、甥と姪と遊ぶ。4歳の甥は甘えん坊で、1歳の姪に嫉妬してしまうと思い、特に構うようにしてきたが、最近はそれが難しくなってきた。今回は月経前なのもあってか、気持ちがせせこましく、すべての言動がわがままに聞こえて嫌になり、とにかく離れるようにしてしまった。
きっとあちらも嫌な思いをしただろう。今度会うときは私が無理をしないような遊びを一緒にして、それでも付き合うのが難しいなら適切な距離感を見つけよう。
というようなことを子育て中の友人に後日相談すると、予想以上の熱量で返信がきた。画面いっぱいのLINE久々に見た。
「普段と違う環境で甘えまくってる」「大人がたくさんいて嬉しい」とか「いつもと違う遊びはとても刺激になる」「こっちも真剣に怒ったり文句言ったりしてもいい」などアドバイスをくれて安心する。
世の保護者たち、本当にすごい。積極的に関われなくても、私の出来る範囲で応援していけたらいいな。たった二日で疲れ果てた私に何が出来るかはわからないが。