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【天体】個人天体について
太陽、月、水星、金星、火星が「個人天体」と呼ばれるのには、地球からの距離が関係している。
ということを、できるだけ分かりやすく書きたい。
まず、ホロスコープは天動説ではなく、地動説がベースとなっています。なので、この世界では、太陽の周りを回っているのではなく、地球の周りを回っているという解釈が土台です。
ホロスコープ上では「地球のまわりを回っている(ように見える)惑星」が「どこにあるか」から、様々な事象を紐解いていきます。
この記事では、「地球の周りを」と書きます。
太陽と月は、いわずもがな、私たちの生活に最も直接的な影響を与えています。
太陽は地球から約1億5000万キロメートルも離れているにもかかわらず、私たちの生命活動の基盤となる光と熱を提供してくれていて
月は地球から平均約38万キロメートルの位置にあり、地球にとって特別な存在。夜に光をくれるだけでなく、海の潮の満ち引きを作る力を持つ。
どちらも全然違う大きさで、全然違う距離なのに
同じ大きさに見えるところが好き。奇跡的。
水星と金星は、太陽系内で地球に最も近い惑星。
近いので、個人の思考や価値観に関連するような、より細かい個人的な側面に影響を与えます。
火星は一つ外側の軌道を持つけれど、
依然として個人の行動や意欲といった個人的な特性に影響を与えるほどには近い存在です。
こちらのサイトの画像見てもらえると
わかりやすいです。
月は約27.3日で地球の周りを一周する。
非常に速く動きます。毎日形を変えていくお月さんは、私たちの日々の感情や気分の変化も象徴しています。
水星と金星は、比較的速く地球の周りを回ります。
水星は約88日、金星は約225日で地球の、つまり、ホロスコープの一周を完了します。
火星は約687日で地球の周りを一周します。
これらの速さは、人間の思考や価値観が様々であることを表しています。
同じ誕生日であっても、年が異なれば太陽意外の個人天体は、全く違う場所にいます。
数時間ずれていても、配置が変わってくる。
唯一、1年かけて地球の周りを一周する太陽だけが、年が異なってもだいたい分けることができるのです。
だから太陽星座をもととした占いがポピュラーなものとなった。
今日、水星のいる場所。来週、水星のいる場所。
来年の3月1日、水星のいる場所。
パッと分かる方は、ほぼおられないと思います。
だけど、今魚座にある太陽は来週もまだ魚座だし、来年の今日も魚座です。
ホロスコープに興味がある方なら、3週間後に牡羊座とか、2月の前半産まれは水瓶座とか、空で分かる方も多いと思います。
脱線しました🫣
これらの天体が示す地球からの距離や、動きの速さが、個人天体といわれる所以です。
それぞれが私たちの個性や日々の生活にダイレクトに影響を与えやすい。
太陽と月は私たちの基本的な生命活動と感情に影響を与え、内側の惑星(水星と金星)は個人の思考や価値観に、火星は行動や野心に関連しています。
次ももう少し、個人天体について書いていきます。