見出し画像

アセンダントについて

アセンダントについて書きたいことがあったので、本棚を漁りながら色々調べていたら、引用だけで相当な文字数となってしまいました。ので、もう引用だけで終わることを最初に述べておきます。笑

パラパラと書籍を読みながら、しかしまぁすごい世界だなぁと改めて。
そして私は、アセンダントが好きです。4分で度数が変わってしまうという唯一無二感と、チャートをルール=支配するというチャートルーラーの存在が、もうワクワクします。アセンダントが好きなアセン蠍座🦂


アセンダントはあらゆる新しいはじまりにパターンを与え、私たちの人生観に重要なヒントを用意する。

すべての新しいはじまりに、アセンダントは姿を刷り込み、パターンをつくります。他人と会い、挨拶し、近づいていく時、あなたはどう振る舞うのか。声をかけられたら、何と答えるのか。あなたは他人にどう見られたいのか、どう見られているのか。世界のものの在り様の感じ方、それにどう対応していくのかなど。
(中略)
私たちが経験することはすべて、アセンダントというフィルターを通します。ですから、私たちの人生観についての重要なヒントを与えてくれるでしょう。

星の叡智と暮らす 西洋占星術完全バイブル
キャロル・テイラー著 鏡リュウジ監修 榎木鳰翻訳

(前略)
アセンダントは人が世界へとでていくときに通る扉であるー
そこで人々は最初にその人のことを知り、非常に重要な第一印象を持つのである。
そればかりか実際のところ、アセンダントが示しているのは、世界に対するわたしたちの第一印象でもある。アセンダント上のサインは、世界と接触し、世界を経験するに際して、わたしたちがそれをどのようなものとして期待しているかを示している。

占星術完全ガイド 古典的技法から現代的解釈まで ゲヴィン・バーグ著 泉水龍一訳

「アセンダントは『生まれる前の見えない世界からグッとこの世界に飛び出し着地する、最初の地上点』。
 人は生まれる瞬間ものすごいパワーで母親の子宮から飛び出してくる。
 何せ昔は出産と言えば、母子ともに生死にかかわる大仕事だったんだ」
「うん。聞いたことある」
「『最初の命のエネルギー』。
 そのことから、アセンダントは『人が行動や決断をする前の最初の衝動やひらめきを司る』、と言われている」

モックマくんの星のレッスン 木星著

太陽は私たちが生まれたときに得るエネルギーを表し、月は内面の世界の探索を表しますが、アセンダントは人生経験や出会いを通して掘り起こしていくべきエネルギーを示します。また、私たちが他の人々にどう捉えられているかについても、基本的なことを示してくれます。

うつくしい西洋占星術の世界 12星座とホロスコープに秘められた物語
カルロッタ・サントス著 シカ・マッケージ訳

月は生まれ持った性格を、太陽は目標に向かう姿を、アセンダントは自分が演じるキャラクターを表しています。
(中略)
アセンダントがどのサインにあるかで、個人の顔立ち、骨格などの外見、第一印象、行動パターンを読み取ることができます。

ホロスコープが読める西洋占星術 LESSON BOOK  絹香著

上昇星座=アセンダント(ASC)の星座は、端的に言えば基本的な行動パターンを表します。シンボリックに星の「誕生」(地平線から現れる)位置ですから、あなたがこの世界に生まれ、この世界にどんな姿をみせ、どんなふうにアプローチしていくかを示すというわけです。

鏡リュウジの占星術の教科書 第2版 自分を知る編 鏡リュウジ著

生まれたときの東の地平線の平均値であるアセンダントは、その人が母体からこの世に飛び出したときの勢いやスタイルを示しています。この「この世に飛び出した瞬間の勢い」というものは死ぬまで、どういう時でも環境に自分を押し出すときの傾向、つまりは「存在を発射するときのスタイル」として継続します。生まれた瞬間の勢いは一時的なものではなく、走り続けていることで初めて停止しているように見える、つまり常に瞬間瞬間生きている間は不随意的にそのスタイルをオートマティックに保ち続けているということです。アセンダントは、たいてい本人としては無自覚で、周囲の人にははっきりと特徴がわかるものであり、この勢いがなくなると、個人は消えていきます。

完全マスター 西洋占星術 松村潔著


占星学では、惑星が地上から初めて見えるポイントということで、生まれついて与えられた特徴や無自覚で無意識の働きとして現れます。

生まれ持った資質、どのように地球生活で自分を存在させようとするか無意識の働きを知ることができる、太陽と月に並ぶ重要ポイントです。

チューニング占星術 二度目の土星回帰 人生は55歳から 金子元美著

チャートの持ち主が生まれたとき、アセンダントにあった星座は、その人の第一印象のほか、社会を生きていくうえで活用できる才能、体質も示します。

誰てもできる星よみの自己分析 最高の自分に出会うホロスコープBOOK  ターラ著

魂が呼吸することによって、肉体との関係が成立します。つまり、魂が肉体を通じて地上世界と接触することになります。アセンダントとは、肉体を持った私たちの魂が地上において自己表現する場所です。
したがってアセンダントは、あなたの「肉体」や「環境」「生活スタイル」を強く特徴づけ、また健康面でも大きな力を持っています。心理学的に見ると、あなたがこの世で最初に身にまとう「ペルソナ=仮面」であり、人があなたに抱く印象などを物語ます。

完全版 心理占星学入門 岡本翔子著

上昇宮(アセンダント)は太陽への宮と至る道を示している。リズ・グリーンによると太陽はいわば英雄像であり、上昇宮は取り組まねばならぬ探究である。

アセンダントは、扉、門ないし窓である。それを通して個人は世界を見つめ、世界もそれを通して個人を見つめる。彼が見るすべてのものはアセンダントの星座に象徴される視点によって色付けされる。類は友を呼び、内面は外面を反映す。かくして、社会における彼の立場、及び、彼のパーソナリティーを形成する自分の立場との直面は、「外側」にあるものと同調する彼の心の創造的力によって、彼の人生へと誘引されるーもしくは彼がそれを誘引するのである。心も、その誘引するものと同様に、その門口に立つアセンダントの星座によって体現される。アセンダントの星座に象徴される人生に対する視点は、彼が経験した人生の性質によって形成されるが、彼の経験した人生の性質は彼の資質及び内なる視点によって誘引されたものであり、彼の資質及び内なる視点はアセンダントの星座によって象徴されたものなのである。このように、内界および下界は相関関係にあるのだ。

占星学 リズグリーン著 岡本翔子・鏡リュウジ訳



引用しまくって3000字近くになっております。レポートかよ。

私は占星術はほぼ独学で学んでおりますが、刺さった著者さんに関連する書籍を買い集めたり、発信をチェックしたりなどしてヒントをいただき、解釈を広げています。

アセンダントひとつ、要約してしまうと同じようなことでも、こんなにたくさんの言葉のチョイスがあるのです。私の手元にある書籍の一部からだけでも。

最後に紹介した「占星学」は、痺れます。テクニックについて書かれているものではありませんので、そう思って読むと戸惑いますが、心理占星術のバイブルですね。
読み応え、噛みごたえ抜群の一冊ですし、心理学を学ばれている方にも読んでほしい。

私も、あと何回読んだら理解できるのでしょうか、といった具合ですが、折に触れ繰り返し読みたい書籍です。

なんのこっちゃ、な記事になってしまいましたが
オススメの占星術書籍是ありましたら非教えてください!もれなく読みたいです!


いいなと思ったら応援しよう!