私の原点、京都
note、久しぶりの更新だと思う。
ここ半年、仕事が忙しくて、文章を書いたり、文章を読んだり、写真を撮ったりということが極端に少なかったと感じている。
先日、京都を訪れた。
今仕事で関わっている人との縁を切りたくて、京都の安井金比羅宮(通称:縁切り神社)を訪れたかった。
人との縁を切るなんて、なんて物騒なことだと思うかもしれない。
私もそう思う。けれどどうして、人って切羽詰まっていると正直そんなことすらどうでもよくなってしまうのかもしれない。
安井金比羅宮では、普通のおみくじの他に、縁みくじというものがある。
まぁ、名前の通り、自分と自分の周りに存在する人や仕事や環境の悪縁度合いを知ることが出来るおみくじなのだけれど、なんと私は、私と私の周りにある諸々の事柄との悪縁度合いが60%だった…。
「え、高くね…?」、率直な感想である。60%って結構高いほうだよね。
実際、縁が切れるかどうかは別として、今回の京都訪問は、なんだかいつもと違う感じがした。
そもそも、私が京都という街を訪れたのはこれで6回目くらいになる。
一回目の訪問は中学生の頃の修学旅行。定番の京都・奈良観光だった。
二回目は、大学生になった時に高校の頃の友人と2泊3日で訪れたとき。そこから1年に1度、もしくは1年に2度程度のペースで京都に行く。
(ちなみに前回は半年前に訪れている)
私は、京都という街が心底好きらしい。
その中でもとりわけ好きな場所は下鴨神社と鴨川だ。
下鴨神社を初めて訪れたのは大学生になった時だった。
昔からアニメとか本とかが好きで、下鴨神社の存在を知ったのもアニメがきっかけだった。
『四畳半神話大系』 著:森見登美彦
この話を読んで(見て?)から、私は京都という街にも、下鴨神社にも、鴨川にも強い憧れを抱いていた。
だからこそ、実際に初めて下鴨神社を参拝できた時の喜びは計り知れなかった。
これは別になんの自慢でもないが、私はいつも下鴨神社を訪れた際には必ずおみくじを引くようにしている。
そして、驚くべきことに、毎回《大吉》が出るのである。
これは正直、とてもすごいことなのではないかと思うし、それだけ私も下鴨神社に強い思いを抱いているので、その思いが賀茂建角身神(かもたけつぬみのかみ)に届いているのではないかと考えている。
今回も勿論、例によって下鴨神社を訪れた。そして同じようにおみくじを引いたのだ。結果は《平》だった。
正直、まさか自分が 平 を引き当てるとは思ってもみなかった。
《平》と書いて、「たいら」とか「ひら」と読むのだけど、おみくじにこの結果を入れているところというのは、日本の神社やお寺の中でもほとんど無いとのこと。
だからこそ、引き当てるのも相当難しいらしい。ネットで調べたら2%の確率なのだとか。
勿論、神社ごとに、この平の順位は変わっている。大吉と同じように良い意味のところもあれば、凶の代わりに平を入れているところもあるのだとか…。
下鴨神社は《凶の代わりに平を入れている》とのことなので、内容も相当酷かった。
願い事はかなわないし、失せ物は出てこないし、縁談も良くないし、転居・引っ越しもするな、と書いてあった…。
願い事叶わないのかぁ…、もしかして縁が切れないのかも、と思ったけど、それはそれで仕方ない。私は縁切りの神様よりも、実は下鴨神社の神様のほうがずっと信用していて、信じている。
こんな珍しいおみくじを引き当てたのも、もしかしたら賀茂建角身神(かもたけつぬみのかみ)が、しっかりと私の事を見ていてくれているから、そのことを伝えようとしてくれたのかな、なんて楽観的に思うようにする。
まぁ実際、いきなり「失せ物 出ない」っていう現象が起こっていてね。これまた驚く話だから、次はこの話をしようかなって思う。
あとは、今回私は鴨川沿いを4キロほど(五条からデルタのほうまで)散歩したのだけれど、それが本当に楽しくて、次の次のnoteは、そういうことも書こうかな。
何はともあれ、やっぱり私は京都が好きみたい。