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TikTokで平均1万再生を超えるために意識した10のこと

こんにちは、hiroki katoです。現在は人事として採用や広報をしたり、SNS採用チームの責任者としてショート動画を作ったり、個人ではSNS運用代行やSNSコンサルティングをしたりしています。

「𝕏 (旧Twitter) 採用って何から始めればいいの?」「ショート動画の企画、撮影、編集のやり方がわからない」というお悩みを抱えている方がいましたら、無料相談承ります。お気軽にご連絡ください。

TikTok運用で意識してる10のこと

1年以上続けてきた企業アカウントでのTikTok運用も気づけば、平均で1万再生はまわるようになってきました。まだまだ未完成で改善点だらけではありますが、それでもしっかりと数字が出てきましたので、この辺りで過去を振り返りながら僕が意識していることをまとめてみたいと思います。

結論から記載をすると、下記の10のことがTikTokを運用する上で意識していることであり、僕が大切にしていることです。SNSを日頃から運用されている方からすれば当たり前かもしれませんが、これからSNS運用を始める方の役に少しでも立場と思いますので、一つずつ解説をしていきます。

1. 徹底的にパクる
2. TikTokを見まくる
3. TikTokの媒体ルールを知る
4. 頻度多く投稿する
5. データを見る
6. 伸ばしてる人のテクニックを知る
7. よく学ぶ
8. 困難だと理解する
9. 諦めない
10. 勝つまでやり続ける

9割パクり、1割オリジナリティ

「徹底的にパクる」とは、伸びている動画の企画やアカウントのコンセプト、編集や撮影の方法、キャプション(動画の説明文)など、良いと思う点を徹底的にパクりつつ、自社の強みや独自性を掛け合わせ、差別化を図るということです。

どのSNSもそうですが、イチから自分で考えてはいけません。犯罪です。正解は世の中に公開されています。なぜ伸びているのか、なぜウケているのかを考え、自分のSNSアカウントで試し、反応がイマイチであれば(伸びない施策を一つ消せたことを)喜び、次の手を打つ。そうやって失敗を繰り返すことで、一歩ずつ正解に近づいていけるのです。

空いてる時間はすべて情報収集

「TikTokを見まくる」は文字通り、仕事をしている時間以外は、とにかくTikTokを見続けるということです。仕事の時間は企画考案、撮影、編集、投稿と手を動かし、家に帰れば市場調査、ロールモデル探し、アカウント分析と頭を動かします。

企画が思いつかないと相談を受けることがありますが、インプットの量が不足しているのだと思います。インプットが増えると、自然と課題が見つかり、仮説が立ち、アイデアが増えます。あれも試したい、これも試したいとワクワクするくらい、TikTokを見まくりましょう。

ルールを知らなければ、試合で勝つことはできない

「TikTokの媒体ルールを知る」はつまり、TikTokを運営する企業がどんなビジョンを描き、どんな世界観をつくりたいと思っているか、を理解するということです。どんなプラットフォームも、目指しているビジョンや世界観に貢献してくれるユーザーを優遇してくれるものです。

「YouTubeのように長尺に移りたい、短尺動画から長尺動画に移り、ユーザーの可処分時間を増やしたい」、最近のTikTokはそう考えているので、1分以上の動画が伸びやすい傾向にあります。媒体ルールを知ることは、本質を捉えることです。例えばですが、「1分の動画が伸びてるけど、なぜ伸びてるのかがわからない」という状態では、泥沼にハマり続けることになるでしょう。

打席に多く立つことが何よりも重要

「頻度多く投稿する」は兎にも角にもたくさん投稿しなさいという意味であり、何が伸びるかは投稿してからでないとわからないので、失敗前提でガンガン打席に立ちなさい、という意味です。ユーザーのインサイトを理解しようなんて、烏滸がましいと思うようになりました。

TikTokにおいて投稿は無料なので、投稿を重ねることで肌で感じ、データを集めることに重きを置きましょう。思いもよらない動画が伸びることも多々あります。なぜ伸びるのかがわからないことも多いです。

ただそれも伸びること自体は偶然ですが、打席に多く立つことを意識した結果なので、僕は必然と言えるのかなと思っています。打率より安打数が評価されるのがTikTokという競技です。

テストを受けたら、振り返りをしましょう

「データを見る」を軽視している方(投稿で満足してします方)が多いですが、「データを見ない= 振り返りをしない」ということなので、それではPMF(プロダクトマーケットフィット)するまでに時間がかかります。

動画のテイストと、フィードバックされたデータや数字をじっくり眺めていることで気づくことがあります。この動画は意外と女性が見ているのだなとか、何気ないこのテキストが40代に刺さっているのかとか。データがすべてではないですが、データは武器になります。一つずつ武器を拾っていきましょう。

これで反応が変わりました

「伸ばしてる人のテクニックを知る」は、本当に大切で僕自身がブレイクスルーできた理由はまさにこれでした。具体的に書くと、①ベンチマークアカウントの投稿を人気順に並べる②上から順番にコンテンツを調査し、共通点を洗い出す③仮説を立て、自分のアカウントに転用する、ということをしました。

SNS運用に関するノウハウを発信しているアカウントを流し見しているときのことで、常に情報収集はしているので何十時間も分析をしているうちのたった数分数行にブレイクスルーのキッカケが詰まっていることがあるのです。何気ない一言やテクニックを見逃さないことが大切です。

手を動かすことより、脳に汗をかくこと

「よく学ぶ」ことが大切で、TikTokは幸運なことにすべての情報が公開されています。マネし放題。パクり放題。正解は、そこら中に転がっています。「そんなことわかってるよ!」という声が聞こえてきそうなので、ここでは学び方のコツをお伝えします。それは、バズっていないコンテンツも見ましょう、ということです。

TikTokは基本的にバズっているコンテンツで溢れ返っているので、どこが良くてどこが悪いのかがわかりづらいです。実はこの世の中には伸びてないコンテンツのほうが多いため、意図的に伸びてないコンテンツも見ることで違いがわかりやすくなります。伸びない理由を潰していけば、伸びる確率は必然的に上がります。

新規事業並みにハードなミッションである

「困難だと理解する」をせず、片手間でも伸ばせるっしょ、と舐めてかかると痛い目に遭います。なぜなら、TikTokを伸ばすということは、市場を調査し、アイデアを創出し、プロトタイプを開発し、資金や時間を確保し、演者を採用し教育し、計画を練り戦略を立て、ユーザーの声を聞き、周りを巻き込み、成果が出なければ撤退を余儀なくされるからです。

「なんとなく若いからSNS詳しそうじゃん」という理由でアサインされたSNS担当者の場合、一生成果が出ないかもしれないという不安もありますし、キャリアが詰むかもしれないストレスもかかります。誰も教えてくれない(教えられない)という課題もあります。言ってしまえば、面白いコンテンツを作りバズらせるだけですが、実はそこには数え切れないほどの障壁や困難があるのです。

ロジカルシンキングと気合と根性

「諦めない」ことです。これに尽きます。TikTok運用は新規事業と考えるならば、なんとか再生数をまわし、なんとかフォロワーを増やすことは、なんとか売上をつくり、なんとか利益を生み出していくことでしょう。最後は気合と根性だなと感じてます。

諦めないことが重要である理由は他にもあり、それはライバルが勝手に減っていく」いうことであり、続けること自体が差別化になり、一つの武器になります。さらに長くやっていれば、さすがにいつかキッカケが掴めます。考えてさえいれば。急に伸びてきたいま話題のあの人も、よく調べてみると下積み期間が何年もあるものです。諦めず、淡々とやり続けましょう。

初投稿からバズらせてるプロも初めは失敗の連続

「勝つまでやり続ける」も重要です。終盤の話はほぼ同じ内容(精神論)になっていますが、それくらい最後は気合と根性が大切で、勝ちたいとどれくらい本気で思えているか、が明暗を分けると考えています。

実際、僕自身は1年くらいはまったく思うような結果が出ませんでしたし、今もまだ出ているとは思っていないですが、そういうものだと心得るようにしています。辛い道のりで、成功の光 が1mmも見えなくて、もしかしたら一生バズらないんじゃないか、という不安に負けそうになることもありますが、それすらも楽しんでいきたいなと思うようにしてます。

まとめ

1. 徹底的にパクる
2. TikTokを見まくる
3. TikTokの媒体ルールを知る
4. 頻度多く投稿する
5. データを見る
6. 伸ばしてる人のテクニックを知る
7. よく学ぶ
8. 困難だと理解する
9. 諦めない
10. 勝つまでやり続ける

いかがでしたでしょうか。TikTokを頑張ってみよう!というモチベーションが少しでもわいていたら、嬉しいなと思います。まとめると、「ロジック7割、気合い3割」ということです。数字とデータと睨めっこしながら、勝つまで貪欲にやり続けましょう。みなさんに負けないよう、僕もがんばります。

「SNSをこれからやろうと思ってるけど、何から始めたらいいかわからない」「𝕏やショート動画を初めてみたけど、ちょっと手伝ってほしい」など、わたしが貢献できる部分がありましたら、ぜひお声がけください。SNSの領域は「初めは外注、徐々に内製化」がクレバーな選択かなと思ってます。

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