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「そこにしかないもの」、「自分にしかできないこと」

最近、村の観光に関わる仕事や、悩める学生・社会人と話す機会が増えてきました。2つは全然違うことなんですが、なんか共通点があるなぁと思って考えてみました。

村の観光は「そこにしかないもの」、社会に出れば「自分にしかできないこと」を作りなさいと”one and only”を求められます。

そんなもの、なくてもいいんじゃないかな。

もちろん、ないよりもある方がいいのですが、そう簡単に見つかったり作れたりするものでもないし。

じゃあ、どうすればいいのか。

「そこにしかないもの」ではなく、「そこにいきたい」
「自分にしかできないこと」ではなく、「自分に頼みたい」

と思ってくれる人を見つけたり出会ったり、そしてその人を大切にするということをしていけば生き残っていけると思います。

より多くの観光客に来てほしい!とか、たくさんの仕事を受けてたくさんお金を稼ぎたい!という考え方ならone and onlyを目指すべきですが、五木村のように受け入れのキャパシティが小さい自治体や、とりあえず食うのに困らず生きていければいいと思うなら、「そこにいきたい」「自分に頼みたい」を思う人を見つけ、その人を大切にしていくほうが気楽にやれそうな気がします。

地方の商売で生き残っているのって、そういう常連さんを大切にしているところが多かったりするし。

「そこにしかないもの」、「自分にしかできないこと」なんてなくったって、来てくれる人はいるし、生き残っていけると思います。



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日野正基
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