マガジンのカバー画像

洋楽歌詞雑感

14
洋楽の歌詞についての私見
運営しているクリエイター

#BobDylan

ボブ・ディラン Jolene

 ドリー・パートンの同名の曲があるが、それと同じモチーフがこの曲でも扱われている。同じ曲…

ハル
11か月前

ボブ・ディラン Po' Boy

 最後の節の“Freddy or not, here I come”は、かくれんぼで使われる決まり文句“Ready or n…

ハル
1年前

ボブ・ディラン Jokerman

 この曲のJokermanという題名はjokerとmanという二つの単語を繋げたディランの造語である。jo…

ハル
1年前
2

ボブ・ディラン Tight Connection to My Heart (Has Anyone Seen My Love)

 この曲は「Empire Burlesque(帝国のバーレスク)」という一九八五年発売のアルバムに収録さ…

ハル
1年前
3

ボブ・ディラン Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again

 最近、バズ・ラーマン監督の「エルヴィス」という映画を観た。エンディングのクレジットでこ…

ハル
1年前
2

ボブ・ディラン&ザ・バンド Tears of Rage

 この歌は父親の立場から娘に語りかけている形式になっている。  曲の冒頭の「独立記念日に…

ハル
2年前
1

ボブ・ディラン Like a Rolling Stone

 <She Belongs to Me>というディランの曲は、ディランという男性の中に内在する「女性」についての曲だとわたしは思っている。ディランの半生を描いた映画「I'm not there」で、当時のディランを女優のケイト・ブランシェットが演じているのもそれに通ずる。そして、歌詞の中で自身のことを歌う場合でも、女性に仮託して歌っていると思われることがある。  この<Like a Rolling Stone>という曲の<Miss Lonely>もディラン本人を戯画化した人物