【ライブレポ】新津由衣 傑作展(2024/5/4-5)2日目
「また明日!」って言えるのっていいよなあと思いながら目覚めた2日目。
この日は昼公演に参加しました。
昨日とは打って変わって暖かい日差しが会場を包み込んでいて、今日はどんな世界を見せてくれるんだろうとわくわくした気持ちで席につきました。
今日は会場全体を見渡せる真ん中の端の席に。
とはいえ今日も近くまでいくぞーと意気込んでいたので、そこまで深くは考えず、ただ昨日とはまた違う場所でという気持ちで選びました。
おそらく昨日も参加された方が多かったのか「何が始まるんだろう」というそわそわした雰囲気ではなく、私と同じように「どんな世界を見せてくれるんだろう」というわくわくした雰囲気が漂っていたように思います。
でもこれって演者からするとハードル上がりますよね。
昨日とは違う編成で、違う曲をやりますとはいうものの、昨日の完成度が高すぎてそれをどう超えるんだろうと若干不安に思ってる自分もいて。
でもゆいさんが登場した瞬間、その不安がパーンと吹き飛びました。パーンと。
昨日のライブで「明日の衣装は母も手伝ってくれた、手作りなんです」と言っていたのですが、首まである真っ白のロングドレスにたくさんのスパンコールや宝石や蝶が縫い付けられているもので、思わず森から出てきたんですか!!?と言いたくなるような素敵なドレスでした。
もうこの衣装を見た瞬間に、ああ今日のライブも素敵なものになるなと確信しました。
独奏とはまた違って、光さんのギターやejiさんのピアノもダイレクトに響いてきて、ショーを見せられているようなそんな感覚になりました。
個人的には芸術家ハピソライが圧巻だったなと。
力強く、だけど繊細で儚いこの曲の世界をリアルで表現するのはなかなか難しいのではと思っていたのですが、ejiさんの時折叩きつけるようなキーボードと光さんの細やかなギターの音色が合わさって思わず息を吞みました。
あの世界は合奏だからなしえた、特別なものだなと思っています。
「だからぼくは」でejiさんが泣いてしまって思わずもらい泣きしそうになったり、IDEAの曲中にキラキラが降ってきて感動したり、たくさんもがいて掴み取った「センキュー絶望!」という言葉を生で聴けて胸がいっぱいになったり、たくさんの感情を味合わせもらった、そんなライブでした。
実は傑作展をやります!という発表を聞いた時、めちゃくちゃ嬉しかったものの行くかどうかとても悩みました。
GWという時期的なものや、遠征にかかるお金の問題など、現実的なことが頭をかすめて、決断することができずにいたんです。
けれど9年前ふもとっぱらで行われた星空ヘッドフォンフェスに参加した時、レジャーシートに水たまりができる雨の中だったけれど、最低どころか最高の、唯一無二の思い出として残っていることに気付いて、今回参加することを決めました。
あの日、ゆいさんが雨の中「またやりたいね」と言っていた姿を今でも覚えています。
その「また」がいつ来るのか分からないし、もう来ないのかもしれない。
だからこそ、ゆいさんが有言実行してくれた「また」を体験しに行きたい。そう思った心の声に従いました。
そして、唯一無二の思い出がまた2つ増えました。
今回行くと決めてよかったです。
心満たされた〜〜〜〜〜!!
ゆいさん、素敵な世界をありがとうございました。
また会いにいきますね。
***
先ほど公式に発表されましたが、傑作展映像化されるそうです!!またこの余韻に浸れるのうれしい・・・!ぜひチェックしてみて下さい。