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ナレソメ予備校を通じて人の幸せを願えるようになった
株式会社ナレソメは結婚相談所「ナレソメ予備校」を運営する会社である。結婚したい人を幸せに導く会社だ。
未婚化・晩婚化が問題視される中、意外にも婚活界隈は盛り上がりを見せている。マッチングアプリは出会いの場として十分な役割を果たしており、自治体が自らマッチングサービスを企画しているところもある。
「婚活している」と話しても後ろ指をさされることはなく、大多数の人からは受け入れられる時代になった。
一方で、結婚相談所は少し遅れをとっているように思う。なんとなく古臭くダサいイメージがまだ残っている。私自身もモテない男女が集まる「最後の砦」と思っていた。
そんな自分の価値観を変えてくれたのがナレソメだ。そしてナレソメによって幸せに導かれた一人でもある。
結婚相談所の枠を超えたナレソメ予備校
時代を獲る宣言
「時代を獲る」と、少年ジャンプの主人公のようなことを言うのは株式会社ナレソメの社長だ。多くの人が持っている結婚相談所のダサいイメージを変えて、結婚相談所1.0→2.0へアップデートすることを宣言している。
わたしはこれを『結婚を考えたときに相談所が当然の選択肢に入ってくるようになり、結婚の報告をする際には「相談所婚」と堂々と言える世の中にする』と解釈した。
相談所で出会ったことを言えない人や否定的な言葉を言われた人は実際にいる。それをなくそうとしているのがナレソメだ。
人が持つイメージを変えるのは難しい。けれど、ナレソメならそれができるような気がしている。
なぜならドーンと派手なことを宣言しても、やっていることは地道な努力の積み重ねだからだ。ナレソメのSNS総フォロワー100万人に向けて毎日Xを投稿して、YouTubeを配信している。(しかもYouTubeは毎日4チャンネル)
SNSを使えば会ったことのない遠くの人まで声を届けることができる。わたしもナレソメを知ったキッカケはSNSだった。Xを見た次はYouTubeを見て、どんどんナレソメに興味を持って好奇心が刺激された。
わたしが生まれた1990年代より、今は熱しにくく冷めやすい時代になった気がする。そんな時代でも想いの強さや熱量は伝わる。最後に人を動かすのはやっぱり人なんだと思う。
ナレソメの発展=幸せな人が増えるということ。幸せな人が増えれば自然と偏見はなくなる。ナレソメの成長スピードを見ていると、そんな未来はすぐそこまでやって来ているような気がする。
炎上とファンの濃さ
ナレソメは定期的に炎上する。地道な発信活動に加えて、炎上により知名度は良くも悪くも上がっていった。
炎上の「火種」となる発言は決して誰かを傷つける意図はない。誰だって甘い言葉を求めている。褒められておだてられたい。だけど時には現実を見ることも必要で、それが自分と向き合うキッカケになるかもしれない。
例えばこの投稿も「安易に独身を選択すると歳をとったときに後悔する可能性がある」という内容だが、「独身批判」と捉える人もいた。
20半ばから後半くらいまで、「ひとりでも楽しいし自由が良いから結婚や子供はいいかも〜。特定の相手作らなくても楽しいじゃん」と言ってた女性が、32くらいになって「やっぱり子どもがほしい」と考えが変わって婚活するも、自己認知が20代のモテで止まっているから大苦戦したまま独身のまま爆速で35に…
— yuzuka@エッセイスト (@yuzuka_tecpizza) July 11, 2024
何度読んでもわたしには独身批判に感じない。むしろこの投稿をキッカケに人生を見つめ直す人も多くいたのではないか。そうであれば結婚相談所で働く人間として、この投稿は大正解だと思っている。
ナレソメは働く人、ひとりひとりの思想が強い。それが時に炎上を招くこともある。しかし同時に熱狂的なファンも増えている。想いが伝わる人は確実にいる。実際に入会希望者は増えていて、活動開始まで順番待ちができているようだ。
結婚は自分の人生を左右する大きな決断だからこそ、熱意のある人についていきたくなるのは当然のことである。こんなに炎上する会社も珍しいけれど、それがプラスになっているからすごい。
ナレソメからイトナミへ
ナレソメの活動中のサポートはかなり手厚い。多くの人が悩むポイントは動画講座で事前に学習することができて、仲人さんとはLINEでマメに連絡が取れる。ZOOMを使えばわざわざ店舗まで出向くことなく面談もできる。
さらにナレソメ予備校生とオンライン上で交流する機会が週2回設けられていて、喜びや悩みをみんなで共有して共に成長していける環境が整っている。
これらがうまく作用しているおかげか、ナレソメは活動をはじめて平均7ヶ月後にはパートナーと婚約している。
結婚相談所の役割は成婚退会させることなので、円満に退会したあとは二人で力を合わせて家庭を築いていくのが一般的だ。ところが、ナレソメで活動した人は成婚退会するとイトナミへと移行する。
イトナミでは性や妊活など結婚生活向けの講座を展開しており、必要に応じて面談を受けることもできる。成婚退会できたからといってその後も順調とは限らない。トラブルを乗り越えて夫婦になっていく。
実際にわたしもイトナミのお世話になった一人で、恋愛心理学者とわたしたち夫婦とで三者面談をしてお互いの理解を深めた。結婚相談所の領域を超えた取り組みがおもしろいし、「何かあったらいつでも頼ってね」という心遣いがうれしい。
わたしが入会したときにはなかったサービスがどんどん増えいる。その様子はディズニーランドのようにも見える。いつまでも完成することはなく、次から次へとサービスが充実していく目が離せない会社だ。
ナレソメベビーラッシュ
ナレソメは2024年に800人以上の成婚者を輩出した。おそらく近い将来、ナレソメベビーラッシュが来るだろう。これもまた社会に大きく貢献していると思う。
実は、わたしは相談所で活動するまで恋愛経験がなかった。趣味一筋な自分が子どもを産む未来なんて考えたこともなかった。しかし今では夫と妊活のタイミングを話し合っている。
自分が出産という形で社会に貢献するかもしれない日が来るなんて。すでに結婚して子どもがいる人に「もう一人」とお願いするよりも、わたしのように結婚の選択肢がなかった人にアプローチする方が有効的だったりするのかもしれない。
地道な活動のひとつひとつで人生が変わる人がいて、それが社会貢献に繋がっていくのは素敵なことだなぁと思う。
ナレソメ予備校に人生を賭ける
婚活は相手探しではなく自分探し
そんなこんなで心を動かされたわたしはナレソメ予備校に飛び込んでガッツリ活動していた。平均活動期間7ヶ月を大幅に超える18ヶ月在籍した劣等生である。
正直なところ、入会したころは結婚願望は漠然としていた。
ナレソメの社長は「婚活は相手探しではなく自分探し」とよく言っている。入会しただけで結婚できる人はほんの一握りで、多くの人は自分の課題と向き合い、乗り越えた先に成婚退会が待っている。
わたしの場合、過干渉で否定的な親に育てられて「自分」というものを見失っていた。お見合いと並行しながら自分と向き合い続ける日々。しんどくて逃げ出したくなったときには、どんな人と結婚すると心が穏やかに過ごせるだろう?と考えた。
自分を理解して受け入れらるまで一年以上かかった。だんだん自分のことがわかってくると「なんだかよくわからないけど成婚退会できそうな気がする♪」と前向きになってくる。マイナスをゼロにするのは大変だが、ゼロをプラスにするのは簡単なことだった。
ナレソメでの活動は人間更生プログラムだと思っている。仲人さんが昼夜問わず相談に乗ってくれて、同じように活動している人から刺激をもらい、改めて自分を見つめ直して今後の自分に必要な要素をみつけていく。
夫とは出会ってから何のトラブルもなくトントン拍子で成婚退会した。それが叶ったのは活動を通して「意思がない自分」から「自己主張できる自分」へと成長できたからだ。
もちろん目的は結婚相手と結ばれることだが、本当に大事なのはその過程なのかもしれない。ナレソメで過ごした時間はめちゃくちゃ苦しくてめちゃくちゃ楽しかった。
結婚を通じてQOLを上げる
結婚生活がはじまった今、ナレソメがミッションとして掲げる「恋愛・結婚を通じてQOLを上げる」を正に実感している。
壁を向いて一汁一菜(しかもインスタントみそ汁)を食べていた独身時代。
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今は一汁三菜を夫と向かい合って食べている。
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寒い冬には湯船に浸かれるようになったし、朝ご飯のパンは夫が焼いてくれる。今まで行ったことのない場所へ旅行をする楽しみも増えた。何より、よく話しよく笑うようになった。
推しの都合に合わせて生きる人生よりも、夫と過ごす何気ない毎日の方が幸せを感じるようになった。絶対的な味方ができた安心感は心を穏やかにする。
活動中に出会ったナレソメ予備校生とは成婚退会後も交流がある。
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未婚オタクの友人しかいなかったわたしはナレソメで第2の青春を過ごし、結婚生活の話を気軽にできる友人ができた。
結婚してQOLが上がって、生きることが楽しくなったなぁと思う。
ナレソメと共に夢を見る
わたしはもう「結婚相談所は最後の砦」とは思っていない。婚活に正解はないけれど、結婚という目標に対して最も効率良く結果を出せることを知ってしまったから。
自分が幸せを感じるたびに、「ナレソメをもっとたくさんの人に知ってほしい」「ナレソメで活動したら楽しいよ!」と声を上げたくなる。
わたしはナレソメなら時代を創れると思う。幸せな人の周りには幸せな人が集まるように、ナレソメの周りにはナレソメのことが好きな人がたくさんいる。そうしてみんなで時代を作っていけたらいいと思う。
活動中だけでなく、成婚退会してからもナレソメの好きなところはどんどんみつかる。自分が勤める会社以外にこんなに思い入れのある会社ができるとは思わなかった。
わたしが入会したときよりもナレソメの規模は大きくなった。それはわたしにとってもうれしいことである。これからも結婚相談所の枠を超えていろんな挑戦をするナレソメと共に夢を見たい。
ナレソメの発展と、幸せな人が一人でも増えることを願っている。