【読書note】少ない服で暮らす。「制服化」の心得❶
少ないモノに、たっぷりの愛情を注ぐ。
そんな暮らしが心地いい。
多くの人が気づいているだろうけど、その道のりは簡単ではありません。
理想の暮らしに辿り着くためには、今の自分が持っている不要な習慣や思いこみも手放さなければならないからです。
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今日の【読書note】です。
内容は、本のタイトル通り。
お気に入りの服を『制服化』し、頻繁に着るという方法です。
わたしも以前、こちらの本に感銘をうけてから、手持ちの服を少なくすることを習慣としてきました。
モノが少なく、スッキリとしたクローゼットは気持ちがいいし、なによりもその潔い生き方がかっこいいと思ったのです。
でも、「もう一歩、なにかが足りない」
どこかでそんな想いがあったのも事実です。
しかし、冒頭の本、「一年3セットの服で生きる」の中に出てきた、この言葉にハッとしました。
「あぁ、これが足りなかったんだ」と。
『ブレイクスルーポイント』とは、「ファッションに対して殻を破る瞬間」のこと。今までとは違うモノを選ぶ勇気がわたしには足りなかったのです。
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わたしは服を少なくしていく際、「シンプルな服を選ばなくては」という想いがありました。同じ服を頻繁に着るのだから、あまり人の印象に残らない方がいいという理由で。
誰かに「その服、いいね!」と言われたら「しまった、人の目に留まってしまった」とさえ、思っていたのです。
褒められたのなら素直に喜んでおけばよかったのに···。
「いつも同じ服を着ているけど、そこには気づかれたくない」という不要な価値観を持っていたのです。
でも、実はわたしは柄物の服が好きなんです。
アンティークな花柄の服を見かけると、ついつい手に取って見てしまうのです。
それなのに「服で人の目に留まりたくない」という気持ちから、ここ数年は柄物の服から遠ざかっていました。
これでは、どこか物足りない感じがしてもしょうがないですよね。
本当に着たい服を選んでいないのですから。
「これを乗り越えるのが、わたしの『ブレイクスルーポイント』だな」
この本を読みながら、自然にそう思えました。
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モノを少なくする。
それ自体にも大きな効果があります。
実際、それによって気持ちも軽くなりますから。
でも、その先にある「なにを持つのか?」もとても重要なことです。
愛情を注げる、大切なモノ
それを選び抜いていく力も同時に育てなければ、ただの寂しい暮らしになってしまうのです。
『ブレイクスルーポイント』を抜け、本当の自分に近づいていく。
それが、これからの課題だなと気づかせてくれた一冊となりました。
ステキな一日を★